あらすじ
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丑年の僅か4日間の出来事を、一晩かけ一気に書き上げた文である。因縁的だが、その12年後の丑年の年に、雑誌『Pへの道』に一度投稿の機会を得た。丑年の今年(2009年)もやがて去って行こうとしている今、「原文」をこの場に載せたい。 この拙文で、拘置所の中の雰囲気が少し理解できるのではないかと自負している。もっともこれを体験してから四半世紀近い月日が流れている。既に当時の拘置所の建物も変わった。待遇にも変化があるか知れない。それでも私の経験を通して描く国家管理の典型的世界はそんなに変わっていないだろうとも思う。読み取っていただけたら幸いである。 中見出しは「まえおき そもそものこと 10月8日のこと 10月9日のこと 10月10日 体育の日 10月11日のこと 思うには 更に思う おわりに 編集にあたってのあとがき」である。 20000字弱になるだろうか。長い部分は適当に切り、合計10数回分に分けたい。最後まで読んで貰えたら嬉しい。
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