第2回 ここで 『あらすじ』
などと第一話で書いたわけだが、本編とは特に関係ない。 筆者には歴史ものを書くだけの知識も技量もないのである。 なんとなくソ連の歴史を書いてみたかっただけだ。
あらすじでも書いたが、この作品は またしても『学園生活のスピンオフ』である。
物語の主人公はたったの一人。 『斉藤マリエ』である
私は学園生活改を読み直した時に、強制収容所7号室の 描写が足りないと思った。何が足りないのか?
収容所生活の悲惨さである。
当たり前だが恋愛物語なので恋愛が主体であった。 ミウとの三角関係ばかりが強調され、 七号室での生活感が十分に描けなかった。
(この作品はカテゴリーはファンタジーにするべきだっただろうか……)
そもそも斉藤マリエとは何だったのか。
ミウは、斎藤マリエがマリンの生まれ変わりだと言った。 事実、物語の終盤で何度も姿を変えて太盛達の前に現れた。 時にはマリン。別の時にはマリエとして。
実は筆者も彼女のことはよく分かってない。 なんとなく書いていたらそうなってしまったのだ。
サイドストーリーを書くにあたり、時系列を選ぶ必要がある。
五人の男女の物語より 『第6回 斎藤マリエ 強制収容所七号室の囚人』が妥当であろう。
女子野球の授業は、太盛とミウの茶番によって中断されたが、 順調に推移したことにして物語を始めてみよう。
|
|