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作品番号:13113
彼岸花
カテゴリー
純文学
状況
完結
連載回数
15
連載開始日時
2021/08/12(Thu) 10:52
更新日時
2021/08/16(Mon) 10:00
あらすじ
1967年春、僕は京都の大学に入学。喜劇同好会というサークルに入りエキセントリックな面々に出会う。なかでも独自の死生観を持つ同級の神尾。デジャブ、ジャメヴュに苛まれている一級先輩の美沙。僕ら三人はいつも一緒だった。僕らは、夜を徘徊し、ハプニングを繰り返したり、三十三間堂で千手観音立像のなかに三世の自分自身を見つけたり……。
1968年秋、大学はバリストに、僕らはある計画を全共闘のナベに話し、全共闘のシンパに。僕、神尾は計画実行のための偽シンパ、でも美沙は真のシンパ、ナベに傾倒していったーー。
その計画実行日の二日前、学内に機動隊、バリストは解除。計画は頓挫。神尾、美沙はいなくなり、僕は寂寥感のなか、バリスト解除後の荒廃した建物の中に入り、その薄汚れた壁に真っ赤なペンキで『ノーボディステイズ(誰も残っていない)』と書かざるを得なかった。みんな光に攫われたのか? 以降、僕は無気力の一途に。
1969年秋、神尾からハガキが、『彼岸花摘みにいく』との文字が……、消印は秋分の日。数日後、神尾が鉄道自殺したと……。
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