20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ
 ようこそゲストさん トップページへ ご利用方法 Q&A 操作マニュアル パスワードを忘れた

感想・要望の投稿

作品に対する感想または要望以外は、絶対に投稿しないで下さい。
・雑談や作者からの連絡事項は、雑談掲示板でお願い致します。
・最大件数約100件で、古いものから消えます。
・無差別な宣伝投稿を防ぐため、URLを含むコメントはエラーが出ます。

作品番号:11414 西風の王女
カテゴリー ファンタジー 状況 連載中 連載回数 1
連載開始日時 2009/12/05(Sat) 03:58 更新日時 2009/12/05(Sat) 04:58
あらすじ 古き古き永久の都
ガリオン正教国首都ガーリアン
西の大陸のそのまた西の果て。
またの名を西果ての国(さいはてのくに)とも呼ばれる。

「御着きに御座います」
ガーリアンの王城であるガリアンデルタ神殿の最奥の間で、今一人の青年が立ち上がった。
その横で、明らかに彼と血のつながりのあるという面差の少年が、書簡のようなものを彼に手渡した。
「兄上、ローレンシアの王女が到着したようです」
分かっている、そんな視線をに向けて、青年は歩き出した。

その少し前、ガリアンデルタ神殿の中央殿へ向ける回廊を一人の女性が歩いていた。
その介添えに着くのは、見知らぬ異国の神官たち。
それでもその女人は、そんな状況をも全く意に介す様子もなく颯爽と己の歩くべき道を進んでいるように見えた。
そうして回廊の突き当たりまで進んだ所で、介添えの神官たちの足が止まった。
其れに合わせて、女性もその歩みをとめた。

「こちらが、最奥の間への入り口です」

その言葉と共に、遂に扉は開かれた。

(嗚呼、始まったのだ)

ベルグリットはそんな事を思った。

そうして、ゆっくりとその一歩を踏み出したのだった。
あなたのお名前 20文字以内
コメント
400文字まで投稿可能です。

■ 20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ トップページ