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作品番号:11073
砥ぐ
カテゴリー
純文学
状況
完結
連載回数
2
連載開始日時
2009/04/11(Sat) 14:46
更新日時
2009/06/11(Thu) 20:05
あらすじ
夫の信二の帰宅が深夜二時過ぎとなってしばらくたつ。
澄江は気づかない態度を装っているが、心の中には嫉妬が炎のように燃えさかっている。
魚やだった父は、母が男と町を出てからもひとりで「魚正」を続け、店じまいをすると包丁を砥いだ。
澄江も包丁を砥ぐ。どの包丁も刃が薄くなるほど砥ぎこまれ、包丁が囁く。「さぁ、切ってみたら」。
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