感想・要望の投稿

　ようこそゲストさん

感想・要望の投稿

・作品に対する感想または要望以外は、絶対に投稿しないで下さい。
・雑談や作者からの連絡事項は、雑談掲示板でお願い致します。
・最大件数約100件で、古いものから消えます。
・無差別な宣伝投稿を防ぐため、URLを含むコメントはエラーが出ます。

作品番号：10086	紅の華
カテゴリー	ファンタジー	状況	連載中	連載回数	2
連載開始日時	2007/01/02(Tue) 23:36	更新日時	2007/01/04(Thu) 22:35
あらすじ	世界を閉ざすように降り出した雨は、衰弱した体に容赦なく襲いかかってくる。女は腹部を手で押さえ、木の幹に背を預けた。 ――血が足りない。忌々しいほどに、雨粒の弾丸を打ち下ろしてくる空を見上げ、女は紅色の瞳を強く閉じた。腹部を押さえた手の隙間から流れ出る血は、ぬかるんだ大地に吸い込まれていく。こんなところで死ぬのか―― 死を覚悟した女は、人の気配を感じ、閉じていた瞳を開く。そして、霞む視界の中、こちらに駆け寄ってくる人影を見つけて口の端をゆっくりと持ち上げた。運は、まだ尽きていない。「大丈夫ですか？」心配そうな声をあげて寄ってきた男の首筋に、女は迷う事無く喰らいついた。
あなたのお名前	20文字以内
コメント 400文字まで投稿可能です。