あらすじ
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宇宙人は、惨たらしい戦争をしてきませんでした。それというのも、敵は近傍の中性子星のパルサーだったからです。 宇宙人の星や地球のような奇跡の惑星は他になかったのです。地球を侵略できるだけの能力は、宇宙人にありました。
太陽の寿命は、約100億年あります。燃え尽き、赤色巨星になるには約50億年があり、なっても地球は回っていられます。太陽は1A型超新星ではないので超新星爆発はせずに赤色巨星になり、最後は白色矮星になって終わりとなります。しかし、その前に10億年後の太陽光度が10パーセント増加し、地球は金星のようになってしまいます。それよりも前に早ければ3億年後、遅くても6億年後には二酸化炭素の減少で植物は光合成ができなくなり生息できなくなるのです。
宇宙人は、氷河時代の10万年周期の9万年氷期を機に、惑星移住を実行してきます。宇宙人は、セミのように地底人として地下に潜み9万年後を見据えて活動します。戦争もない平和な世界なら、氷室期の氷河時代でも白亜紀のような温室期でも陸上で過ごせるはずですから。
9万年後の地球の住人は、地球人なのか宇宙人なのかそれはわかりません。
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