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あらすじ
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ひとつの海を通して、さまざまな人間模様を描く。 記憶を失った女性、両親をなくした少年、そして、それをみつめる老婆。 愛する人を失うつらさ、その記憶しかない、女性。 しかし、その女性には、息子が存在していた。 その息子は、優しい老婆に育てられ、すくすくと育っていた。 しかし、その老婆と息子は、血縁関係ではない。 どんな因縁で、つながっているかは、定かではない。 老婆は口を閉ざし、ただ少年とこの海をじっと見つめているのみである。 そして、もう一人、男性が登場する。 彼は、記憶喪失の女性の医師である。 しかし、この男性にも、ある秘密が隠されていた。 過去、現在、未来が錯綜する、この海の景色はいつの時代も同じだ。 そのさきにみえるもの、それは・・・。
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