あらすじ
|
※一度削除した為、トップに同じタイトルが重複してしまいました。お目汚し申し訳ありません。 「かわたれどきに まと さいほう」と読みます。 『彼は誰刻』とは、彼が誰なのか判らない、顔が見え難い薄暮の時間帯のうち、夕方の『黄昏時』と区別して朝方を指す言葉です。 『黄昏』もだから『誰そ彼』とも書き「たそかれ」と読みます。 『時』よりも思わせ振りな感じが好みだったので『刻』に替えました。 『黄昏時』は『逢う魔が時』とも言います。 彼が誰なのか判らないのですから、人間であるかすらも不明です。 八百万に神が宿ると考えていた日本人は、誰なのか判らない彼を魔である可能性を尊信畏敬したのかも知れません。 昨日夕刻に誰なのか判別付かぬままに別れた者に、翌朝も一度遭遇する。 と言った意味のタイトルです。 ご一読いただければ幸いです。
|