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あらすじ
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ある日、会社員の田中大輔のアパート、会社、実家に「田中はレイプ男」「田中は裏口で大学に入った」「会社の金を横領している」など事実無根の誹謗中傷の落書きがされる。結局、それが原因で彼は会社をクビになり、アパートも追い出されてしまう。実家に帰った彼は「十五年前、田中は落書きした」「田中は放火犯だ」という身に憶えのある落書きを目にする。 実を言うと、十五年前、田中と友達の林田は、あこがれの女先輩が家近く、土を盛った墓に手を合わせている姿を目にした。と、彼らはその墓を掘り起こしてみると、骨が出てきたのだ。だから二人は女先輩の家に「人殺し一家」と落書きしていた。それから数ヵ月後、何者かによって女先輩の家は放火され、彼女は亡くなっていた。 田中たちは現在、空き地となった女先輩の土地へと向う。すると、そこには一人の初老が佇んでいたのだ。そしてそこで二人は老人から意外な事実を聞かされるのだった・・・。
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