あらすじ
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あとたったの半年だけど君はそれでもいいと言う。あと半月でもきっと君はいいって言うんだろう。僕には全くわからない。そんな場面に遭遇したことなんてないからだ。でももしそういう場面に遭遇した、と考えるとやっぱり僕はもう少し生きていたいと思うだろう。せめてあと何十年とか。それは普通の人間の考えることだと思うし、何も間違った判断ではないと思う。それなのに、どうして君はあと半年でいいのだろう?そこまで僕は君にとって不必要な存在なのだろうか?そこまで僕は君にとって価値のない存在なのだろうか?僕にはよくわからない。何もわからない僕だが、君の命があと半年で終わってしまう、ということだけはわかってる。それは予兆であり、免れない事実だからだ。
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