あらすじ
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私(主人公名前は萌花)が3歳の時、両親が離婚する。母方のおばあちゃん(ママと呼ぶ)に育てられる主人公(萌花)が見る大人の社会と自分を産んで育児放棄した母と父。だが、萌花は、母の姿を追い求め、父の優しかった本の少しの記憶を忘れることなく育つ。 3歳の夏、萌花は母と会う。そして、母の自分への思いを聞きながら、3歳という幼い心が次第に癒されていく。しかし、母は仕事があるからと、萌花の元を離れる。辛い別れだった。しかし、萌花は我慢した。その我慢によってか、萌花は奇怪な行動を取るようになる。 次第にうわ言を言い、予言者のようなことを言い出す。それが評判となって、萌花はテレビへ出演することになる。テレビに出た萌花はことごとく予言をいいその予言がその年の暮れに現実となって、人々を驚かす。週刊誌、各局からの出演依頼、ニュースにも出るようになる。その果てに、萌花は、終に倒れてしまい、奇怪な病に取り憑かれ、4歳の誕生を明日にして死んでしまう。 人々は萌花は、現代という病原菌によって死へ追いやられたと言われ、国民葬を営むことになり、日本という国はその後大きく変化していった。
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