あらすじ
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『玄海を跨ぐ 第三部 彩りの道』あらすじ 鴨緑江に臨む地で再会を果たした伊丹(旧姓吉川)二郎と李美玲の前に、美玲の元夫、商吉郎の父親商傑が現れ、悲しい事件に繋がる。日本の大学院に合格した亭亭だが、母親の郭明は安心もしたのか一人中国に戻っての生活を求める。信頼しあっていたはずの中国人と日本人が訣別の事態を迎えもした。高田陽子、加藤紅もだし、日中友好協会玄界灘支部長を辞すことにもなる松野もまた日本と中国の間を跨ぎながら精一杯生きていく。黒龍江省牡丹江に束の間集った伊丹・美玲、亭亭・郭明、松野たちの新たな歩みが始まる。 『蒼の揺曳(=第一部)』『ざわめき(=第二部』各23章に続く『彩りの道(=第三部)』23章。それぞれの『玄海を跨ぐ』各部構成の役割が明らかになる。
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