あらすじ
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時は平安。人間と妖とは、上代より対立し互いに忌み嫌っていた。そんな中、清才という術者が現れる。彼は、人間と妖との共存を誰よりも願っていた。そんな清才に女房として仕えていたのは、一匹の化け狸だった。化け狸は琴音と名付けられ、清才のために尽力した。
そして、現代。妖である琴音は平安後期に何らかの理由で命を落とし、生まれ変わって再び人間の世界へと踏み込んだ。そこで術者のパパと龍壬、座敷童子の静に出会い、清才を想いながら平和に暮らしていた。
しかしある日、陰陽隊という国の裏組織の小競り合いに琴音たちは巻き込まれ、パパは瀕死状態となり、妖である琴音と静までもが狙われるハメに。なんとか逃げ出した琴音は、ひょんなことから清才の子孫を探すこととなった。
――今、複雑に絡み合った人間たちの思惑に、一匹の化け狸が巻き込まれていく。
※本文内容は琴音の一人称です。 ※流血・グロ・暴力表現あり。 ※作者が掲示板で色々嘆いてます。
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