あらすじ
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ジャノの翼が空を飛んでから9年の歳月が流れた。空族は人間と共存し幸せな日々を送っている。そんな中、ハラレニ国の雨季の訪れが例年よりも遅れ農民たちは困り果てていた。どうにか雨が降って欲しいと願うハラレニ国王は雨乞いの儀式をする為に月族に使者を送る。月族とは世界でも稀有な民族だ。人類と世界平和をひたすら神に祈り続ける慈愛に満ちた種族。シャーマンの一面も持ち合わせている。月族は不思議な能力があり、その力をもたらすものが月鏡。月族ではない者が月鏡に触れるとその者や周りの者に災いをもたらすという。そしてその呪いは絶大で50年前にノンカカ国も月鏡によって滅ぼされたという伝説もある。そして今、その月鏡を巡って不穏な動きが・・・。これは空族シリーズの三作目です。
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