あらすじ
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最初の蒙古襲来のあった翌年の出来事。 多くの日本人にとって信じられないことだが、日本の歴史は建国のときからキリスト教の影響を受けたときに大きく動いている。 この時代もそうであった。 そう、日本の宗教の真実を背景に語る。世界宗教の最高峰にあるキリスト教の神髄を 取り入れていた日本仏教の真実を語る。そう、日本を代表する仏教の宗派となる浄土系もまたキリスト教の影響を受けていた。その坊さんである空信は還俗して結婚生活をしていたが、再び、妻と娘と出家して、蒙古の難を避けて日本に来ていた中国や朝鮮の民を助ける奉仕の遊行の旅に出ていた。 そして、唐津から博多に向かう旅の途中で、一人の青年を災難から救う。 その青年は高麗の誇る土木技師であった。当時の土木の先生は朝鮮半島から来ていた。 第2次蒙古襲来に備える元寇防塁の設計者の一人であった青年を巡って 蒙古のスパイと空信は闘うことになる。 そこで、そのスパイたちの頭である赤鬼から好意を持たれる。 それは、彼がキリスト教徒であったことが大きかった。
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