作品番号:12873
|
千尋の百合
|
作者
|
さとのこ (ID:13006)
|
カテゴリー
|
恋愛
|
状況
|
完結
|
連載回数
|
4
|
連載開始日時
|
2016/07/30(Sat) 23:58
|
更新日時
|
2016/07/31(Sun) 00:18
|
あらすじ
|
千尋の百合 梗概 幼い頃に別れ別れとなって暮らすこととなった大津皇子と姉・大伯皇女。 大伯皇女は斎宮として伊勢にあり、大津皇子は権謀渦巻く朝廷にあって文武両道に秀でた貴公子として名を馳せる。 異母兄・草壁皇子と皇位を争うが、草壁皇子の背後にいる大后こそが真の敵であった。なぜ実の叔母である大后にここまで疎まれるのか分からぬままに、父・天武天皇が崩御する。それまで無言の抑制であった夫の死を契機に、影の女帝が動き出す。 蜂起するべきか。時を待つべきか。苦悩する大津皇子は心を決する為、禁を犯して聖域の姉、大伯皇女を訪ねる。美しく成長した互いの姿に心ときめかせる姉と弟。 迷う大津皇子は出遅れた。大后は用意周到に網を張り巡らし、謀反の容疑で大津皇子を捕らえてしまう。 牢の中で、これまでの己の生涯を顧みる大津皇子。妻のこと。幼い息子のこと。最愛の姉、大伯皇女への想い。 大津皇子を一筋に愛する妻、山辺皇女は夫の遺骸に取りすがり、自害して後を追う。 一人残された大伯皇女は天を仰ぎ、亡き弟に語りかける。 「愛しい、弟よ……」
|
|