作品番号:12860
|
果てしなき清流のように
|
作者
|
藤田 (ID:11038)
|
カテゴリー
|
純文学
|
状況
|
連載中
|
連載回数
|
6
|
連載開始日時
|
2016/01/31(Sun) 19:05
|
更新日時
|
2016/08/19(Fri) 15:12
|
あらすじ
|
弁護士の花城は、とある如月の夜、眉毛が垂れさがったのに気づいた。おかしいとミラーを覗いたが眉毛は垂れてはいなかった。そこで眉毛を逆なでして垂れた数本の眉毛を抜き取った。それでも眼前には眉毛が垂れている。あれこれとテストを繰り返してみたが、やはり視覚としては眉毛は垂れているのだった。 オレの目はいかれたとため息を吐く。ミラーを覗きこみ、眼球を左右に移動すると3匹の蚊が飛んだ。真冬の書斎で蚊が飛ぶはずはない。これは飛蚊症だと呟く。 翌日、大学病院の眼科を受診したところ、アメリカから輸入された新生血管黄斑症だと診断された。自分が光を失うときが来るかもしれないと、花城は悩みはじめる。 花城は病院に通院しているうちに、担当医の女教授と恋仲にのめりこんでゆく。 その後、心理学上の法則を活用して花城は逞しく生き続ける。
|
|