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花城咲一郎さんの作品一覧

以下の3件が登録されています。
作品番号:10517 自分が光を失なうとき
作者 花城咲一郎 (ID:10270)
カテゴリー 純文学 状況 連載中 連載回数 11
連載開始日時 2008/01/27(Sun) 00:07 更新日時 2009/04/14(Tue) 14:39 
あらすじ  文学的作品の表現形式としては「小説」とか「詩歌」をあげるのがコンセンサスになっている。このほか「シナリオの文学性」については学説が対立していた。その文学性を否定するのが通説になっている。嘗(かつ)て有力だったシナリオの文学性肯定説はもはや歴史上の学説になった。わたしは『シナリオの文学性肯定説』を再燃させたいという夢をもっていた。それというのもシナリオの映像的表現という長所をそのままないしは修正して小説の分野に導入したいと閃いたからである。そこで小説サイトに作品を連載させていただいた。『生命のキャンドルが燃え尽きぬうちに』がそれだ。こうした発想の延長線上に、もうひとつの表現形式として『詩小説』を書いた。この『詩小説』は「小説」による表現の長所と「詩」による表現の長所とを融合させた「第四の表現形式」である。ある日突然『飛蚊症』になったローヤーのもがき苦しむ姿を浮き彫りにしたい。
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作品番号:10267 いしこづめ
作者 花城咲一郎 (ID:10270)
カテゴリー 純文学 状況 完結 連載回数 20
連載開始日時 2007/06/24(Sun) 18:58 更新日時 2008/01/20(Sun) 12:29 
あらすじ 椿林太郎は休暇をとり山形とともに父が残した山小屋に篭り、狩猟で山ウサギを捕獲し、吹雪になった山小屋の炉辺で酒を酌み交わしていた。すると小屋の入り口で熊が覗きこんだ。咄嗟に銃を構え小屋の外に出ると逆さ吹雪の中に熊の毛皮を着た二人が蹲っていた。突然の客を小屋に招きいれ事情を聞くと幻の里「小松原郷」から逃亡してきたという。郷に戻れば「石子詰め」で処刑されるというので、逃亡者を椿の実家に匿う。逃亡者の希望によ
り山小屋に二人を住まわせた。処刑される理由は「小松原郷」の郷祭司の「初夜の権利」を侵害し郷から逃亡したから。結婚前夜には山神大社に「お篭り」して郷祭司に貞操を献上しなければならなかったのに生娘は婚約者と逃亡したという罪は重かった。郷民を救うために県警本部検察庁は動きだした。郷は旧日本陸軍並みに武装されているというので機動隊が出動し、逃亡者に道案内させるため山小屋に立ち寄ったが逃亡者の姿はなかった。郷に連れ戻され「石子詰め」で処刑されたのかもしれない。果たして郷民を救助できるか、山形検事は陣頭指揮をとる。道案内をさせるため山小屋に立ち寄ったが、若い男女は消えていた。
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作品番号:10197 生命のキャンドルが燃え尽きぬうちに
作者 花城咲一郎 (ID:10270)
カテゴリー 純文学 状況 完結 連載回数 13
連載開始日時 2007/04/15(Sun) 12:58 更新日時 2007/06/22(Fri) 13:55 
あらすじ 猛暑の午後、花城が書斎で執筆中がたりと物音がした。勝手口に出てみると妻の絹子が倒れこんでいた。彼は絹子をベットにはこんだ。その翌朝、絹子が看護師長として勤務するA大学病院に入院。内視鏡検査で膵臓癌と判明したが船山教授はオペ不能であと3ヶ月の命という。法律事務所を閉じて絹子の介護に専念した花城は弁護士仲間から癌情報を集め名医のいるB大学病院に絹子を転入院させる。胃カメラ、CT、アンギオ、肺機能テストなど検査を迅速になし、オペの条件は整備、花城はオペ承諾書にサインした。主治医の植村教授によれば胃は3分の2、総胆管、胆嚢の全部、膵臓と十二指腸の乳頭部と内臓の5箇所をカットし全体を吻合し縫合するとう。7人の医師団による7時間にわたる「複数臓器の同時オペ」だ。いよいよオペは決行された。絹子はICUに収容された。花城は3日3晩付き添った。絹子はオペ後3つの険しい峠を超え10ヶ月ぶりに帰宅した。生命のキャンドルが燃え尽きぬうちに手を打ったので絹子は救われた。花城は温室の中で洋ランに霧を拭きながらぽつりと呟いた。
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