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作品名:俺 の 初 恋 は 若 年 性 作者:おじヘル@初任者

第33回   ありのままを書いて良いでしょう
これからお話するポチはとっくに辞めた男なので、ありのままを書いて良いでしょう。(前)施設長の子犬です。

単発アプリを使ってテレジアが暮らす施設へ行ったのは、今からちょうど一年前のことでした。

更衣室へ通され着替えを済ませて、その日の日勤者だという職員に食堂へ案内されました。まごう方ないテレジアが私のほうを向いています。

日勤の職員は、簡単に施設一日の流れみたいな事を説明すると、早速ここにいる人のバイタル──血圧と体温等──をとるように言いました。三人の高齢者と、それからテレジアとです。

◇◇さんにはこの人たちの入浴介助をお願いします、と浴室を指さしながら言うのでした。分からないことがあれば館内を回っているもう一人がサポートに入る、午後からは排泄介助をやってもらう、と。

その日、私は9時開始の18時あがり、そういう募集枠で来ていました。要するに、12時までを目安に四人の入浴介助をしろ、というわけです。その時点で既に9時15分前後。もう私はこれだけでも、施設のヤバさを感じとりました。

仮に9時30分からお風呂を始めるとして、二時間半で四人。一人あたり三十分と少々。衣服を脱ぐところから新しいのを着て出て来るまで三十分少々。これを私一人で行なう。

デイサービス勤務した二年間、たくさんの入浴介助をし、一名の入浴者につき全工程を私一人で行なうことも珍しくありませんでした。介護を始めてまだ三年目の私には違いありませんけれども、三十分とは滅茶苦茶です。四人は皆車椅子ゆえ、五十分は見て欲しい。

一番目は◎◎さんからお願いします、とそう言います。彼女を下の名前で呼ぶのでした。

<次回の投稿でつづけます>


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