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作品名:悪霊の夢 ロザリオの夢 作者:夢見る男

第8回   おばちゃん店員の視線を感じる
お祭り騒ぎは終った。大晦日から三が日の間、ぶっ続けで教会に入り浸った。こんなに真面目にやったのは初めてだ。でも皆は毎年年末年始返上で伝道にいそしんでいる!悩ましかったような楽しかったような私として複雑な心境だ!大晦日から教会に三泊も四泊もして皆と一緒に寝泊り。一緒に行動し食事し、食事は全部教会の婦人会が作ってくれた物を皆と一緒に食べる。出動中は御握りとかサンドウィッチとお茶を届けてくれる。やっぱりこういう事は一緒にキャンプをしているようで凄く楽しい。夕方教会に帰ると用意された食事しながら一日の打ち上げ。夕拝と祈りの時間。皆と雑魚寝はプライバシー無しで不便だけれどもそれなりに楽しいのだ。私は一度帰宅してまた出直したがずっと泊まり込む人も何人かいる。アトピー娘と母親は大晦日の朝から一度も帰らずずっと皆と行動を共にし今朝がたやっと帰って行った。だいたい一度か二度帰宅したり朝来て夜帰って行く人がほとんどでも出入りが激しくて緊張感がガヤガヤして楽しいものだ。終わってしまうとやはり寂しい。今まで目的をもって頑張っていたから全部なくなってしまうと寂しい。今日も皆と伝道に出かけたいぐらいだ。こうなる事は最初から分かっていたのだが!まだ私はまだ家に帰る気がわかずコンビニのイートインに座って私の年末年始を振り返っている。

2022年1月4日
おばちゃん店員の視線を感じる男


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