第六章
ケリーは、大量破壊兵器の開発とは別に、研究も行っていた。極秘に外部に知られないように、生物兵器の研究をしていた。ケリーは、村田と別れ際に、極秘作戦の内容と研究内容を聞かされていた。 アメリカ軍は、日本に大量破壊兵器を投下してた、そして、それが、きっかけとなり日本は降伏した。その後、アメリカ軍は、大量破壊兵器の研究と開発をさらに促進した。
ケリーは、大量破壊兵器の実験が行われるマーシャル諸島へ来ていた。勿論、開発者の一人として、実験に立ち会う為である。自然豊かな平和なサンゴ礁、極彩色の熱帯魚が群れなす海中へ、潜って、それをセットした。此の事を知っている者は、一人を除いて誰もいない。 日本投下された兵器より、強力になったエネルギーは凄まじく、セットした装置に降り注いだ。そして、それは、生まれた。 その姿は、まさに、想像を絶するものだった。人類に対する科学への警告。人類は、その驚愕する異形を見て心に刻むだろう。 実験後の海中でケリーが見た物は、まさに、神のごとく輝いていた。蠢く恐怖、そして、絶望のオウラ。
村田は、ケリーにこう言った。 「これは、始まりに過ぎない」と。
完
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