〜似非ポエム〜
「何故」
何故今頃気付くのでしょう
あなたの隣が
一番心地よかったことに
何故気付かなかったのでしょう
あの時が一番幸せだったことに
何故私は
自分から手を放したのでしょう
「a fortune」
たとえ君が忘れても
僕は決して忘れない
たとえ君が去っても
僕はいつまでもここにいる
君と過ごした時間
君の笑顔
僕の永遠の財産
「明日」
明日ほど不確かなものはない
なのに明日に希望を持つのか
明日ほど見えないものはない
なのに明日の光を信じるのか
「また明日」
この言葉がどれほどの奇跡か
君は知っているのか
「自分」
この世で一番嫌いなのは自分
一番信用できないのは自分
一番抹殺してやりたいのは自分
この世で一番可愛いのは自分
一番信じてあげたいのは自分
一番抱きしめてあげたいのは自分
一番理解できないのが自分
「日常の求道者」
何も見ず 何も聞かず
何も考えず 何も感じず
石になってしまえばいいのか
そうすれば悲しみも苦しみもない
けれども私の心臓は動き
赤い血が体を流れる
喜びと幸福を求めて
「渇望」
ずっと欲しかった
本当の自分に帰れる場所
仮面を外して
思うまま振る舞える場所
幼子のように安心して眠れる場所
優しくて 温かくて
決して私を拒絶しない場所
「見方を変えて」
黄緑の空
茶色い雲
紫の雪
黒い虹
真っ赤な影法師
ほら、正解なんてない
失敗を恐れるな
「空洞」
温かい家族がいて
いい友人がいて
仕事もうまくいってて
経済的にも困ってないし
それなりに楽しい日々だと思う
なのに何か足りない気がするのだ
この虚しさは何だろう
「No change」
たくさん泣いた
たくさんつまずいた
悔しい思いもいっぱいした
自分の運のなさを呪ったりもした
嘆き、苦しみ、後悔の連続
でも、誰の人生とも交換しないよ
あなたの人生ともね
「小さな希望」
何の力もないけれど
今日も小さな足跡を残します
胸を張ってあなたに会いたいから
あなたは待っていてくれますか
あの約束の場所で
出会えたら抱きしめてくれますか
頑張ったねと褒めてくれますか
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