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作品名:レイザーストーンのコトノハ 作者:光石七

最終回   あとがき
<あとがき>


 レイザーストーンらしい玉石混淆の迷言の数々、いかがだったでしょうか? 結局何を言いたいのかわからない、そんな感想を持たれた方も多いと思います。それでもいいのです。彼女なりに一生懸命に生きてきた証の一端に触れて頂くのが本作の狙いなのですから。
 あまり知られていないと思いますので、ナーナ・レイザーストーンについて少し紹介します。
 レイザーストーンは19XX年、K県で生まれています。祖母と両親、弟、妹二人の7人家族。おばあちゃん子で、いろいろな話をおばあちゃんから聞きながら育ったのが、彼女の妄想の原点でした。年中さんから保育園に通うようになりましたが、集団生活に馴染めず、人生最初の挫折を味わいます。この時すでに「自分は妄想の中でしか輝けない」という自覚が芽生えていたと思われます。
 とにかく浮かないように、と周りに合わせることを覚えていきますが、一方で演劇部に入るような、中途半端な目立ちたがり精神も持っていたようです。高校の卒業文集では「将来大変身しそうな人」第1位に選ばれました。妄想と学業の両立は大変でしたが、楽しい時期でもありました。時々妄想のほうに気を取られて、友人に引かれてしまうこともあったそうです。
 自分のことが嫌いな彼女でしたが、学生時代のある人との出会いを機に、そのままの自分を肯定できるようになりました。その人物をモデルにした妄想内のキャラに、今でもいろいろ相談するとか。
 自分の頭の中で妄想するだけで満足していた彼女が、それを文章に書くようになったのは、あるサイトを知ったからでした。そして今に至るわけです。
 現代の妄想家 ナーナ・レイザーストーン。彼女はこれからも迷言を残し続けるでしょう。


(注)このあとがきは事実も若干織り交ぜたフィクションです。


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