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作品名:レイザーストーンのコトノハ 作者:光石七

第1回   コトノハ 其の一
〜ここに記すのは、妄想家 ナーナ・レイザーストーン が今までに残した迷言の一部である〜




人間は妄想する葦である。




妄想なき人生はない。




馬鹿馬鹿しいことに情熱を捧げる。
一人でも共感すればそれは青春であり、後々までも誰も共感しなければただの馬鹿だ。




誰でも妄想家になれる。
しかし、どこで線引きをするかは自分次第だ。




妄想は世界を変える。
世のすべての発明は、一人の人間の妄想から始まった。




妄想と夢は同義語だ。
だが、妄想というとネガティブなイメージがあるのは何故だろう?




完璧な人などいない。
それでも完璧をひたすら追い求める人、諦めて妥協する人、わきまえた上で完璧に近づこうと努力する人。
どの生き方が幸せだろうか?




猫のほうが気楽そう。
あの人のほうが幸せそう。
でも、私はやっぱり私なんだよなあ……。




食事を抜いてでも、睡眠を削ってでも、どんなにお金と時間をかけてでも、手に入れたいものってありますか?
叶えたい望みって何ですか?




責任を持てない妄想はするべきでない。




どうせなら正しい妄想をしよう。
……はい、まず私ですね。




人生は64%の笑顔と36%の涙でできてるんだって。
――数字の根拠? 小学2年で九九を習わなかった?


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