灰○はジュースを一口吸って言った。 「組織のボスだけど。小○元太くんよ」 「…………。オメーが飲んでるソレ、変なクスリでも入ってる?」 コ○ンの問いをスルーして灰○は続ける。 「あのフォルム、人間離れしてるでしょ?」 「いや、それ言ったら、もろもろ問題が……」 「彼、変形(トランスフォーム)するのよ」 「……いよいよ訳わかんなくなってきやがったなあ、オイ……?」 弱り切った笑いを貼り付けているコ○ンに灰○は畳みかけた。 「両腕が脚に、両脚が腕になるの。ガ○ットと同じ変形パターンね」
「その辺にしとかねーと、訴えられンぞ、この小説……」
「体内に、もろもろのパーツが入ってて、変形後はナイスミドルになるの。オジサマ好きには、たまらないでしょうね」 灰○は、楽しそう……というより、何やら含みのある笑みを浮かべる。 「ウソだと思うなら、あなた自身で確かめるといいわ」 「確かめる? どうやって?」 「彼の左(ひだり)側頭部(そくとうぶ)にある脱毛部分、あれが変形スイッチになってるから、押してみたら? 面白いモノが見られるわよ?」
翌日、「ハ〜、ハ〜、」と、緊張しまくった呼吸(いき)をしながら、背後からコッソリと元太に近づくコ○ンの姿が見られたという……。
☆ゴメーーーーーーーーーーーーーーーーーーン(泣)!!!!!!!!
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