読了いただいた皆様、有り難うございました。 遙かなる古代、私、音楽の道を目指してたんです。で、高三の夏休み、某芸術短期大学の音楽の「とあるコース」の講習に参加しました。 結果としてその短大は受験しなかった……どころか、音楽系の大学を受験しなかったんですが、もし音楽の道を志していたら、私の人生、変わっていたんですかね? 歴史にIfがないように、人生も長い目で見たら同じ方向に収斂するらしいんですが。 見てみたかったですね、途中経過でも、今とは違う景色。
それはさておき! ここ数年、いろんな作品を書かせていただいてて、命が削れていくのを感じてるんですけど、この「プリサイ(と当方では略しています)」は、本当に余命が減っていってるんじゃないか、って命の危険すら感じています(笑)。 今回のモチーフ及びテーマは「LGBTQ」でした。実は、ある意味「ブン投げネタ」だった「プリサイ」を、ちゃんとした形で書かせていただこうと思ったのは、今回のテーマ・モチーフがきっかけでした。「LGBTQ」に関する各種報道、その中でも自ら命を絶たれた方がいらっしゃるという報道に、「自分なりの考えをまとめたい」という思いが強くなったんです。 もっとも、その時点では直接、描くのではなく、婉曲というか、匂わせるというか、そういう感じだったんですが、進めていく過程で変わっていったんです。 なんか、しんどかったですね。とにかく、今回はしんどかった。千二百字ぐらい書いた後で、それを全部削除したり、とか(今、削除した部分を、ぼちぼち書き足してます)、次の展開をどう持っていったら、お読みになる方に「何か」が伝わるか、っていうところで、詰まりまくったりとか。 難しい問題ですからね、軽々に結論は出せないし、私自身もうまくまとめられない部分がありました。
それはともかくも。
ようやく折り返し点に来ました。 残り三〜四回。「天の声」とか「そんた君」とか「大人の事情」がなければ、最後まで書かせていただきたいと思いますので、お付き合いいただけましたら。
あと、私が生きてたら!(笑 ←笑、て、したけど、実はこれが一番怖かったりして)
ちなみに本作のテーマ(今さらだけど)。
「誰も“人”を殺さない、誰も“自分”を殺さない、そんな世界の実現」
このテーマは、これからもずっとこだわることになると思います。
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