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作品名:これ、絶対に書いたら、あかんヤツ。ヒープリの二次なので 作者:ジン 竜珠

第7回   語られざる物語・1−6
 ある日の午前中のこと、ち○、○どか、ひな○、ア○ミたちは、森林公園へ向かっていた。
 ニャト○ンがふわふわと空中を漂いながら言った。
「今日は天気もいいし、平和が満喫できていいぜ〜」
 ラビ○ンも、○どかの肩の上でうなずく。ペギ○ンもち○の肩の上で言った。
「こんな日は、川のそばでゆっくりするのがいいペエ」
 ニャト○ンが反論する。
「違うだろー? 野球だぜ、野球!」
 ラビ○ンも参加した。
「お花とか、探して眺めるのがいいラビ」
 笑顔で○どかが言った。
「とにかく、森林公園へ行こ? それから、考えたらいいよ。ね、ラ○?」
 ア○ミに抱っこされているラ○が、うれしそうに応える。
「ワン!」
 ひな○がイベント誌を手に言う。
「でもさー、昨日の天気予報じゃあ、雨が降る、って言ってたのに、晴れたしたさー。もう、メッチャ、テンション、上がるよねー」
 ち○も口元をほころばせて答えた。
「確かにそうね。親子連れも多いし、行楽日和になったわ」
 ラ○を抱いているア○ミも、笑顔で言った。
「こういうのを、『日頃の行いがいい』というのですね?」
 そして、公園に着いた、その時だった。
「くちゅん!」
 ラ○がくしゃみをした。額のクリスタルが黄色になっている。
 一同は、林の陰に行って聴心器でラ○の声を聞く。
『あっちの林の出口で、変態さんに泣かされている人たちがいるラ○』
 ………………………………時が凍ること、数秒。
 それを溶かしたのは、ひな○だった。
「え? ちょっと待ってラ○なに言ってんの?」
 そのあとを、ち○が続ける。
「変態さんが泣いてるんじゃないの?」
『違うラ○。変態さんに泣かされている人たちラ○』
 ラビ○ンが言う。
「新種のビョー○ンズ、ラビ?」
『違うラ○。変態さんに……』
 続きをさえぎるように、○どかが言った。
「と、とにかく、行ってみよ!」
 そして一同は、ラ○の誘導するとおりの場所へ向かった。

 行った先にいたのは、トレンチコートに黒い(おそらくゴム製の)長靴姿の男。長ズボンをはいていないらしく、毛の生えたスネが露出している。そして、黒縁のメガネをかけ、頭には……。
「ふう〜っ……!」
「うあぁあぁあぁあ〜! ○どかッちぃ〜!」
 貧血を起こしたらしく、○どかが倒れそうになった。それを慌ててひな○がささえる。ち○も倒れそうだったが、○どかを支えた。
 ペギ○ンが言った。
「○リーフって、頭にかぶるものペエ?」
 なんとか正気を取り戻してち○は怒りを込めて言った。
「いいえ、絶対、かぶったりはしないわ! 例えお日様が西から昇ったとしてもね!」
 ア○ミが不思議そうに聞いた。
「あれは、『コスプレ』というものなのでしょうか?」
 ひな○が首を、ブンブンと横に振って言った。
「違う違う、あれ、コスプレ違う〜!」
 ち○が応える。
「強いて言うなら、ユニフォームね!」
 ア○ミが、やはり不思議そうに言った。
「まあ、ユニフォームなのですか? すると、あのような方が集まって、何か、競技をするのでしょうか?」
 ち○は空をあおいだあと、少し息を吐いて言った。
「ごめんア○ミ、今のは忘れて? 今、ああいうのが集まる光景、想像しちゃった……」
「……わたしも」
 青ざめたひな○がそう言った、その時。
「ええぇっへっへっへっへっへっ。んばあぁぁぁぁぁぁぁ!」
 翼を広げるが如く、男がコートの前を開く。その前にいるのは、うら若き女性二人組。
 女性たちは震えながら悲鳴を上げ、駆けて行った。彼女たちは一体、どのような珍物体を目撃したのであろうか?
 ひな○が言った。
「行くよ、○どかッち、ち○チー! あの女の人たちの、心のお手当に!」
「そうね、ひな○! でも、あの変態さんビョー○ンの徹底的な浄化が先だわ!」
 強い意志でち○は言った。
「ああ、ち○ちゃん、ビョー○ンって言っちゃった……」
 ○どかが困ったような笑みで呟くと、ニャト○ンが腕組みして、しみじみと言った。
「地球のお手当てって、奥が深いよニャア」
 そのあとをペギ○ンが、
「これって、○リキュアのお仕事ペエ?」
 と、首を傾げる。
 ラビ○ンが、
「これ見たら、多分、テ○ティーヌ様、泣くラビ……」
 と呟いた。
 ふと、ち○は○どかを見る。その顔色は血の気がないように見える。
「大丈夫、○どか?」
 心配して言った、ち○の言葉に頷き、強い意志をその表情に映して、○どかが言った。
「ええ! わたしたちが住む、この町に、変態さんは必要ない! 確かに、怖くないと言ったら、嘘になる。……でも!」
 ○どかが、右手を拳に握る。
「わたしは、負けない! この町のあしたのために、地球のすこやかな未来のために! 行こう、みんな!」
「……いやぁあ〜、地球の未来とか、そういうのとは違うと思うんだけどなあ〜」
 首を傾げ、困ったような笑みを浮かべて、ひな○も○どかに続く。
 そして四人は○リキュアになって、変態さんと戦うのだが、その戦いはとても辛く、苦しいものだったという……。


語られざる物語・1−7

 ある日、メガビョー○ンの種子が、一匹のアマガエルに取り憑いた。そのアマガエルはテラビョー○ンに進化し、池から陸(おか)へと上がる。そしてその太鼓腹を右手でポン!と叩いて言った。
「どすこい! おいどんの名前は、ネツポイヤンですたい、ケロケロ! こうして生まれたからは、さっそく地球をむしばんで……。ん? 何でゴワスか?」
 はるか遠くで、こんな声がした。
「○リキュア、ファイナル・ヒー○ングっど・シャワー!」
 そして、文字通り翼を持った、虹色の光をまとった白衣の天使らしき四人が、上空から四色の光を放つ。その光はネツポイヤンの仲間とおぼしき存在を貫き、さらにネツポイヤンにも届いて、彼を浄化した。
「ケローッ! なんにもしてないのにヒーリングッバァァァァァァァイ……どすこい!」
 太鼓腹を、ポォン!

 こんなことも、あったりなかったり。


あとがき

 ○どかの笑顔は無敵だと思う。あと、○レースが花から誕生するシーンは、(私が知る限りだけど)○リキュア史上、屈指の名変身シーンだと思う。

 そんでもって。

 ち○は俺のヨメ。
 ああ、でも年齢のこと考えたら、娘かな?

 でもやっぱりヨメ。


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