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作品名:これ、絶対に書いたら、あかんヤツ。ヒープリの二次なので 作者:ジン 竜珠

第5回   語られざる物語・1−4
『あのメガビョー○ン、○リキュアの力を使わないで、跳んで欲しいって言ってるラ○』
 三人が顔を見合わせる。そしてフォン○ーヌが聞いた。
「それ、どういう意味?」
『ベリーロールで、中学生女子大会新を跳んでくれたら、何もしないで浄化されるって言ってるラ○。ウソは言わないって言ってるラ○』
 スパーク○がキョトンとなって言った。
「ベリーロールって、なに? ブルーベリーロールとか持って、跳ぶの?」
「うん、ちょっと黙ってよっか、スパーク○!」
 そう言って、フォン○ーヌは考える。
『中学生女子大会新なんて、私のやってる背面跳びでも、めったに出せない。そもそもベリーロールって、どうやったら、高く跳べるのか、わからないわ。……ハッ、そういえば、沢○にお泊まりになっているお客様の中に、ベリーロールの選手だった方(かた)が……。よし!』
 立ち上がり、フォン○ーヌは宣告した。
「その挑戦、受けて立つわ! だから、ちょっと待ってて!」
 そして、沢○へと戻った。
 あの人に聞けば、ベリーロールが少しでもわかるはず。……いえ、きっと、ものにしてみせる!
 決意とともに、フォン○ーヌは駆けた。

 運動公園へと戻ってくると、地面にペタリと座った○レースが、
「あ、お帰り〜、フォン○ーヌ」
 と、笑顔で言った。その手にあるのはトランプ。
「……なに、してるの?」
 そう聞くと、やはりペタリと座ったスパーク○が笑顔で答えた。
「ババ抜き。なんかぁ、トランプとか、転がってたから。はい、そっちの番だよ」
『メガ』
 メガビョー○ンが、スパーク○のトランプから一枚引く。
「やっりぃ〜」
『メガーーーー!』
 片手を上げて喜ぶスパーク○に、衝撃の声を上げるメガビョー○ン。横座りになったシン○イーネがため息をつく。
「あんた、またババ引いたの? いい加減にしなさいよね、あたし、あんたのカードから引くんだから!」
「…………………………」
 フォン○ーヌが無言でメガビョー○ンを見る。
『メガ?』
「…………………………」
『…………………………』
「…………………………」
『…………………………』
「…………………………ベリーロール」
『メガッ、ビョー○ン!!』
 何もなかったかのように手持ちカードを投げ棄て、メガビョー○ンが吠える。フォンテーヌは小さく呟く。
「今の今まで、忘れてたでしょ……」
 ペギ○ンが言った。
「フォン○ーヌ、ヒーリング・ストリームを使った方が早いペエ。ていうか、蹴り倒した方がいいペエ、あのメガビョー○ン」
「待って、ペギ○ン! 気持ちはものすごくよくわかるけど、約束は約束よ! そうでしょ、メガビョー○ン!?」
『メガビョー○ン』
 メガビョー○ンが頷いた。
 それを確認し、ち○は変身を解く。その姿は、部活動の時の「勝負服」だった。
「○レース、スパーク○、マット、敷いて!」
 ○レースとスパーク○が「うん!」「オッケー!」と、近くにあったマットを持ってくる。
「シン○イーネ、審判をお願い!」
「はあ!? なんであたしが!?」
 スパーク○がニヤついて言った。
「さっき、三連敗したの、だーれだ?」
「……くっ、覚えてなさい、小娘」
 かくして、ち○とメガビョー○ンとの真剣勝負の幕が開いた!!


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