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作品名:これ、絶対に書いたら、あかんヤツ。ヒープリの二次なので 作者:ジン 竜珠

最終回   IFの物語・2−2
 一時は世界中の、ナノ・ビョー○ンから自律進化した、いくつかのメガ・ビョー○ンを吸収して、最終形態ともいえる姿になったネオ・キングビョー○ン(※)。その魔王との最終決戦の末、ネオ・キングビョー○ンは力を失った。その姿は、青黒い山犬、いや、オオカミだろうか?
 ○レースがキングビョー○ンに近づく。思わず止めそうになったフォン○ーヌだったが、今のキングビョー○ンには○リキュアに抗しうる力がないのがわかるし、それに○レースには何か、言いたいことがあるのかも知れない。
 そう思って、事態の推移を見守ることにした。
 ○レースは、静かに言った。
「キングビョー○ン、私、この地球や世界に、どうしてあなたたちのような存在がいるのか、なんとなくわかった気がするの」
『………………』
 キングビョー○ンは黙って、目だけを動かし、上目遣いに○レースを睨む。
「生命は、世界に存在する病原体によって、病気にかかる。でも、その病気を克服することで、その病気にかからなくなったり、かかっても重い症状を起こさなくなったりする。哀しいことだけど、その病気で死んじゃう命もある。でも……それでも、世界はこう言っているんだと思うの。『命よ、この困難を乗り越えて、強く強く、もっともっと強くなれ!』って」
『…………フン、我らは文字通り「かませ犬」ということか』
 ○レースは答えない。
『だがな、○リキュアよ、このたび、我らが地球全体をむしばむことが出来たのは、お前たち人間こそが、病原体だったということなのかも知れんぞ? お前の言葉を借りれば、「ビョー○ンズよ、○リキュアを倒して強くなれ」とな』
「それはないわ」
 ○レースが笑みを浮かべる。その笑みは、フォン○ーヌには確信を伴った、とても強い意志によるものに思えた。
『ほう? なぜだ? 我らが世界をむしばむのと、貴様らが自然を破壊し、他の生命を危機に追いやるのと、どう違うのだ?』
 痛いところを突いてくる、とフォン○ーヌは思ったが。
 ○レースは笑顔とともに言った。
「あなたたちは、ただ世界をむしばむだけ。でも、人間は自然を保護することが出来る。そして時間はかかるかも知れないけれど、失われた自然をよみがえらせることだって出来るかも知れない。人間は自然との共生を実現できるの」
 それを聞き、キングビョー○ンは呵々大笑した。
『ハハハハハ! 随分と思い上がった考えだな! 自然が貴様らの思い通りになるとでも思っているのかッ!? 貴様らは世界の一部であって、支配者ではない!!』
「そう、私たちも、あなたたちも、世界の一部なの、支配者ではないわ」
『……』
 再び、キングビョー○ンは黙って、上目遣いに○レースを睨む。
 そんなキングビョー○ンに、○レースは言った。
「あなたたちと私たちとの違いは、『自分さえ良ければいい』っていう風に他の命を踏みにじるか、それとも思いやりを持てるかどうか、なのよ」
『…………』
 何も答えないキングビョー○ンだったが。
『……フン。今回は貴様らの勝利だ。それは認めてやる。だが、我らと貴様らとの戦いに、終わりはない。今度、我らと貴様らとが戦うとき、他の命が手を貸してくれるとは限らない。そして、我も、さらなる進化を遂げていることだろう! せいぜい、自然のご機嫌を取っておくことだな。フフフフフ、ハッハハハハハハ……!』
 不敵な笑いを残して、キングビョー○ンは空気にかすむように消えていった。
 キングビョー○ンとのやりとりを見て、フォン○ーヌは○レースの強さ、そしてその成長を感じた。
 確かに、人間はビョー○ンズのように身体的に進化を遂げるのは難しいのかも知れない。しかし、その知恵と心で、それを補う、いや、超えることが出来るのだろう。
 今回の戦いで、世界から力を貸してもらえたように。




※そして、感動のラストへと続く。


※本稿においては、ダ○イゼンはキングビョー○ンに吸収されておらず、○どかに吸収されています。


あとがき

 これは、本当に妄想なので、大目に見てね?

 実は当初、「IFの物語」が「語られざる物語」の2と3でした。「『語られざる』というのとは、絶対違う」って途中で気づいて(最初から気づけって話ですが)、「IFの物語」に直しました。なので「語られざる物語」は「1−」になっています。「『2−』があったんだけど、ボツにした」って事ではありません。……って、そんなの気になさる方はいらっしゃらないか。



☆おまけ

 プリキュア。それは世を救う乙女。

 プリキュア。それは心を護る永遠の戦士。

 そして、時代に合わせ誰かの心に、「刺さる」プリキュアというものがいる。

 だから、今こそ、時代に求められ、ここに誰かの心に「刺さる」プリキュアが爆誕した!


「厚い岩盤、貫き通す! 紅蓮のスパイラル、○ュアドリル!」
◎必殺技・ホクシャの花のように下向きに開いているスカートの裾が、
両足を覆うように伸びて閉じ、きりもみ回転して相手にアタックする、
「プリキュア・ドリルキック」

「どんなに束が厚くとも、青い閃光、貫き光る! ○ュアオゥル!」
(※オゥル〈awl〉は、英語で〈千枚通し〉のこと)
◎必殺技・頭頂部で結ったポニーテイルを連獅子のように振り回して伸ばし、
それを使って相手に頭突きする、
「プリキュア・オゥルヘッドバット」

「硬い板でも、ぶち抜く気合い! 黄色い稲妻、○ュアネイル!」
(ネイル〈nail〉には〈釘〉という意味もある)
◎必殺技・両手を組み、両腕前腕を覆う長手袋がスライドして伸びると、
両手を覆って尖り、相手にアタックする、
「プリキュア・ネイルクラッシュ」

「世界の進歩のその前に」
「邪魔して、阻んで、立ちはだかってる」
「どんな壁でも、バリアでも」

「必ず私たちが、突き破る! 私たち……」

『突貫(とっかん)! プリキュア!』

 ゆけ、突貫! プリキュアたち!
 世界の進歩を邪魔する「阻無道(ハバムドー)」を突っ走り、
邪悪な結晶体「邪魔水晶(ジャマシタル)」で怪物「トーセンボー」を
生み出す悪の異次元集団・「アツイカ・ベーダー」「カタイカ・べーダー」たちを
倒すのだ!

 そう! 今、世界を覆っている苦難の壁と閉塞感をぶち抜き、
地球を「明日」へと進めるのだッ!


 ……………………………………………………なんか、マジ、ゴメン………………。


 そして、アツイカ・ベーダーや、カタイカ・ベーダーたちの作戦が一向に
進まないことに業を煮やした首領・「イキドマ・リーダー」が造り出した
「強烈邪魔水晶(モットジャマシタル)」によって、新たな怪物
「ココワトーセンボー」が生み出された! ココワトーセンボーに苦戦する、
突貫! プリキュアたち!

 その時、新たな戦士が!
「鉄をも穿つ、紫の炎! いかなる苦難も乗り越える! ○ュアアセチレン!」
(アセチレンバーナー)
◎必殺技・口から一兆度の炎を吹き出す、
「プリキュア・ゼットファイヤー」

 新たな仲間を加えて、彼女たちの戦いはさらに激しさを増していく。
 だが、挫けるな、戦士たちよ!
 君たちの絆が、世界を囲う壁を突破するのだ!


 ……しかし、かつてイキドマ・リーダーの怒りをかって追放された側近・
「モーゲン・カイネ」が、恐るべき「激烈邪魔水晶(ズットジャマシタル)」を
手に、下剋上を企んで舞い戻ってきた!

 かくて、戦いは、新たな局面へ……!


………………………………………………だから、ゴメン、てば……いや、ホント………………。



 ここで、これまで競い合いながらも、お互いの足を引っ張ることさえしてきた
二人のベーダーは協力し、ココワトーセンボーを二体、すなわち
「ココワトーサンゾウ」「ココワトーセンナ」を生みだし、戦いを挑んでくる!
 一方、プリキュアたちも日常の中で互いに反目し仲直りしながら、自分たちの
限界を感じつつあった。「自分たちは本当に世界を護れるのか」と。
 そして、二体のココワトーセンボーの襲来に苦戦している時、現れる
謎の女戦士「トッパー」。トッパーとの共闘で、プリキュアたちはダブルベーダーを
退けていく。
 トッパーの協力で激しい戦いを突破し、ダブルベーダーを撃破、
遂に首領イキドマ・リーダーを倒す!

 だが、倒されるその直前、イキドマ・リーダーは呟く。
「そう、か……。オマ……エ、だったか……」
 その言葉に疑問を感じつつも、勝利を噛みしめるプリキュアたち。
そしてトッパーに握手を求めようとした時。
「フッフッフッ……。これで私の勝利ね」
 邪悪な笑みを浮かべるトッパー。その気配に間合いをとるプリキュアたちの前で、
トッパーはその正体を現した。
「私の本当の名前は、スー=トッパー。そして……」
 変身を解くと、そこに現れたのはイキドマ・リーダーの側近、
モーゲン・カイネだった。プリキュアたちの力を利用してイキドマ・リーダーを
倒すために、激烈邪魔水晶の力で変身し、仲間のふりをしていたのだ!

 イキドマ・リーダーの力を吸収し、強大な存在となったスー=トッパーの前に、
なすすべもなく敗北するプリキュアたち。
 人類は、限界を迎え、その歩みにストップがかけられてしまうのか!?

 この先は、これをお読みのあなただけが知っているのだ!!


 ハッハッハッハッ。…………………………………………ゴメン、
悪ノリしすぎたッス。これにて終了ッ! 

 …………いや、まじデスよ………………?



 スー=トッパーは、究極の装置である永久停止機関「ドン・ヅ・マーリィ」を
発動させた! ドン・ヅ・マーリィによって、歩みを止め、停止する地球。
 ダメージの蓄積で変身が維持できなくなった○ュアドリル・螺旋堂 璃瑠
(らせんどう りる)は、苦しい息の元、起き上がり、スー=トッパーに問う。
「なぜ、こんなことをするの……?」と。
 スー=トッパーは哀しげながらも、強い意志を込めて言った。
「私が住んでいた世界は、かつて人々が勤勉だったそうよ。そのおかげで文明は
発展し、世界は豊かになった。しかし、行き過ぎた科学は恐るべき怪物・
ワーカホ=リンクを生みだした。ワーカホ=リンクは人々に取り憑き、人々に
働くことしか出来なくさせた。そのせいで、人々……何よりも家族の絆が破壊され、
世界は崩壊へと向かったわ。そんなときに現れたのが、イキドマ・リーダーと、
その恋人、モートマ・レイ。二人によって、ワーカホ=リンクは倒されたけれど、
引き換えにモートマ・レイは犠牲になったの。そこから、イキドマ・リーダーの
暴走が始まった。彼はあちこちの世界で、歩みを速めようとする文明を停めて
いった。彼によって救われた者の一人だった私は、彼に憧れに近い想いすら
抱いたわ。そして彼の傍で、ともに世界の加速を停めていった。ベーダーたちも
そんな世界の一つの住人だったの」
 同じように変身が解除された○ュアオゥル・貫木 貴莉(つらぬき きり)も、
起き上がり、苦しげに言った。
「私たちの世界に、ワーカホ=リンクは、いないわ……」
 スー=トッパーは、冷たく言い放つ。
「いずれ生まれるのよ、どの世界でもね」
 変身の解けた○ュアネイル・内込 久芸菜(うちこみ くぎな)は、肩で
息をしながら、片膝立ちになって言った。
「おばあちゃんに聞いたことがある。私たちの世界にも、昔、ワーカホ=リンクが
いたって。でも、みんな、立ち止まったの、このままじゃ、いけないって……」
 スー=トッパーは、完全に見下している。
 富樫 萌衣(とかし もえ)に戻った○ュアアセチレンは立ち上がって言った。
「あなた、気づいてる? 自分でおかしなことを言ったの?」
「はぁ? 何を言ってるの、あなた?」
 璃瑠が立ち上がり、勝ち気な声で言った。
「『イキドマ・リーダーの暴走が始まった』。暴走、って言っちゃったよ?」
 スー=トッパーが大きく息を引く。
 立ち上がった貴莉がクールな声で言う。
「あなたもわかってるのよね、必ずしも『ワーカホ=リンク』が現れるとは
限らない……いえ、人は立ち止まる勇気を持ってるって」
 久芸菜も立ち上がって、揶揄するような笑いを浮かべて言った。
「あれあれ? ひょっとしたら、イキドマ・リーダーを停めなきゃ、って、
どこかで思ってたんじゃないのぉ?」
「ええい、戯れ言を!」
 スー=トッパーがそう叫んだ時だった。

“これぐらいの困難がなんだ!”
“先人の方々のご苦労を思えば!”
“そうだ、へこたれていられるか!”

 人々の思いが、璃瑠たちに集まる。
 璃瑠たちはお互い、頷き合った。そして。

「○リキュア・ブリーザー!」

 四人が変身する。

 こうして最後の戦いの幕が上がった!


 …………………………………………ゴメン、続いちゃった………………。
もはや、ヒー○リから離れてるッスね………………。
 今度こそ、終わります。……そのつもり、デス………………。



 ○リキュアたちとスー=トッパーとの戦いは、熾烈なものだった。
 一進一退である。
 だが、○リキュアたち四人の合体技「○リキュア・ファイヤー・スピナー」
(ゼットファイヤーを浴びた「プリキュア・ネイルクラッシュ」「プリキュア・
オゥルヘッドバット」「プリキュア・ドリルキック」の合体アタック)の三連発で、
遂に倒れるスー=トッパー。
 これですべて解決か、と思った四人だったが。
 ○ュアドリルが璃瑠に戻って、怪訝な表情になる。
「え? ドン・ヅ・マーリィが止まらない?」
 ドン・ヅ・マーリィは未だ稼働中なのだ。
 モーゲン・カイネは苦しげに起き上がり、荒い息の元、言った。
「ムダ……よ。それは、私にも……停められない。こっちが頑張れば頑張るほど、
……あれは動くの。そんな風に、造られているのだから……」
 貴莉が肩で息をしながら、言う。
「そんな……。じゃあ、どうしたら……?」
 もう四人に戦う力は残っていない。
 皆の間に沈んだ空気が流れる。

 その時。

「ならば、休憩するのがよかろう」
 ガレキの下からイキドマ・リーダーが現れて言った。
 そして、傷だらけながらも無事な様子でこちらに歩いてくる、
アツイカ・ベーダー、タカイカ・ベーダーの二人。
「コーヒーブレイクにしようや」
「ティータイムの方がいいわよ」
「ああ? コーヒーだっつってんだろ」
「こんな時こそ、優雅な気分に浸るべきなの!」
 口論を始める二人だったが、結局、両方、用意することになった。
 一同は車座になり、久芸菜が持参したトートバッグに入れていたお菓子を
広げる。
 敵味方という立場を超えて会話し、談笑すら、する一同。
 しばらくおいて、璃瑠が背伸びをし、笑顔で言った。
「さて、と。そろそろアレをなんとかしないとね」
 皆も頷く。
 貴莉が呟く。
「動力源は何かしら?」
 久芸菜もドン・ヅ・マーリィのあちこちを見ながら言った。
「弱点とか、ないのかな?」
 萌衣が腕を組み、唸る。
「いろいろと工夫しないとね」
 一同が「うーん」と唸り、そして。
「あ!」
 やはり一同が何かに気づいたように声を上げた。
 璃瑠が皆を見る。
「そう、そうだったんだ!」
 一同が笑顔で頷く。その思いを代表して、璃瑠がドン・ヅ・マーリィを見て
確信とともに言った。
「壁にぶつかるのは、悪いことばかりじゃない。その間に、休んで、考えて、
工夫して。そして、次のレベルにステップアップできる、
そのチャンスでもあるんだ! だから○リキュアの変身の言葉は
『breather』、『ひと休み』だったんだ!」
 萌衣が頷く。
「なるほど、そういうスペルだったのかぁ。私はてっきり、魔法界特有の言葉だと
思っていたわ」
 直後、それまでとは違う音をさせ、次第にドン・ヅ・マーリィの動きが
ゆっくりとなり、停止していった。
 そして地球は動き始めた。

 璃瑠がイキドマ・リーダーたちを見て、言った。
「行っちゃうんだね」
 敵とはいえ、一時的にでも、ともに談笑した相手に、やはり惜別の念がわく。
 笑顔でイキドマ・リーダーは応える。
「ああ。まだまだ無理をしている世界があるからな」
 貴莉も笑顔になる。
「そう。元気でね」
 久芸菜の顔が涙で、ぐしゃぐしゃになった。
「お手紙、ちょうだいねえぇ!」
 ベーダーの二人が頷く。
 萌衣が爽やかな笑みを浮かべた。
「無理をしてるかどうか、って自分じゃわからないから、ちゃんと見てあげてね」
 それに応えたのは、モーゲン・カイネだ。
「ああ。だが、今度はやり方を少し変えるわ」
 璃瑠たち四人が頷く。
 そしてイキドマ・リーダーたちは、この世界を去って行った。

 数日後。
 新学期を控え、決意を新たにする四人がいた。
 四人はそれぞれの目標に向けて、奮闘することを誓い合う。
「でも、時々は息抜きしようね!」
 璃瑠が、笑顔で、貴莉、久芸菜、萌衣に言った。

(終わり)

 みんなー! 応援ありがとうー!
 みんなも、頑張ってね? でも、たまにはお休みしないと、ダメだよー?
 さて、次回からは新しい○リキュアたちが大活躍するよー!


 正義中毒が蔓延する我々の世界。それに目をつけた者たちがいた。
 異次元集団「ダンザイン」。彼らは人々を断罪し、牢獄に繋いで様々な世界を
支配してきたのだ!
 そのダンザインの魔の手が、私たちに迫る! ダンザインは邪悪なエネルギー
「S.N.S?(“Seigi”de−Nannin−Sindanoka?)」を使って正義中毒の毒素を
抜き出し、正義面(せいぎづら)をした怪物セイギズラーを生みだして、世界に
混乱をもたらしていった!

 しかし、その時、正義の女神アストライアの剣(つるぎ)の光が、一人の戦士を
生みだした!
「あなたたちの正義って何? 『正しき人の為』かしら? でもそれって
『正(まさ)に偽り』の『正偽(セイギ)』でしょ? 『人の為』って言いながら、
その実、『偽り』、『自分の満足の為』! わたしが、本当の正義を教えてあげる!」
 そう、それは伝説の戦士、プリキュア!
「我が名は、○ュアジャスティス!」
 ○ュアジャスティスは、セイギズラーと……ダンザインと戦う! 
 人々を、世界を護る為に!
 そして、彼女のティアラにある三つの星、バイ・シン・インが二つ以上、
輝く時、彼女は必殺技を放つ!
「判決、You Are Guilty!! プリキュア・グレート・ガベル!」
 巨大な光のハンマーがセイギズラーを消滅させるのだ!
「主文、被告人を『ごめんなさい』の刑に処す!」

 だが、ある時!
「え!? 星が一つしか光らない!?」
 必殺技が放てず、苦戦するジャスティス!
 まさに大ピンチ、絶体絶命!
 その時、アストライアの天秤の光が、新たな戦士を生み出す。
 その名は。
「どっちが悪いか正しいか、公正中立、測るべし! 我が名は○ュアリブラ!」
 新たな戦士○ュアリブラ! 彼女は光の天秤を出し、頭上に掲げる。
 傾く天秤。
「ジャスティス、あなたもいつの間にか、正義中毒シンドロームにかかっていたのよ!」
 リブラの宣告に愕然となるジャスティス!
 はたしてリブラは敵か味方か!?
 そして街は救えるのか!?

 新番組、「プリキュア Psy Bang Shock!」、
 乞うご期待!!


 ……うん、ごめん、今度こそ、書きません。


☆解説の付け足し

螺旋堂 璃瑠(らせんどう りる)……つきぬけ町立つきぬけ中学校2年2組。
                  明るい元気っ娘。小型ジャックハンマー
                 (削岩用ドリル。ちなみに個人所有)を手に、
                  採石場でバイトしているのは、学校には
                  ナイショだ。

貫木 貴莉(つらぬき きり)  ……つきぬけ町立つきぬけ中学校2年2組。
                  クラス委員長。璃瑠たちとの初対面では
                  まったく笑わないどころか、感情表現にも
                  乏しかった。針仕事が得意で、彼女の作る
                  手芸作品は、名前と身分を偽って町の
                  ショップに出店され、即日完売となっている。

内込 久芸那(うちこみ くぎな)……つきぬけ町立つきぬけ中学校2年3組。
                  どこか飄々とした雰囲気の少女。璃瑠が
                  つきぬけ町に引っ越してきた時に、その家の
                  リフォームを請け負った工務店の娘。
                  しょっちゅう家の仕事(現場)を手伝って
                  いるのは、公然の秘密だ。

富樫 萌衣(とかし もえ)   ……つきぬけ町立つきぬけ中学校2年1組。
                  生徒会風紀委員。融通が利かない性格
                  だったが、璃瑠たちに感化されて、
                  肩の力が抜けた。家の事情で、父に代わって
                  叔父の経営する鉄工場で、溶接のバイトを
                  している。そんな自分に矛盾を感じている。


 …………いや、マジ、有り得ないからね、上記のキャラ設定。本気にしないでね?




「プリキュア Psy−Bang−Shock!」

六方 つかさ(ろっぽう つかさ)……佐波木(さばき)市に引っ越してきた
                  中学2年生。佐波木市立佐波木中学校に
                  通っている。弁護士の父、検事の母を
                  持ち、その影響で「正義とは何か」を
                  考えるようになった。趣味は裁判の傍聴。
                  両親から誕生日に贈られた「正義の女神の
                  像」が宝物。正義の女神アストライアの
                  剣の導きで、○ュアジャスティスに
                  変身するようになる。黄金の戦士。
                  黄色○ュア。

葉苅 ケイ(はかり けい)   ……佐波木市立佐波木中学校3年生。模試の
                  成績は全国トップ、おまけにすれ違う人が
                  思わず振り返るという美少女。どこか
                  冷めているように見えるが、実は情熱を
                  秘めている。趣味は裁判の傍聴で、転校前
                  から、つかさとは交流があった。正義の女神
                  アストライアの天秤の導きで、○ュアリブラ
                  に変身するようになる。赤の戦士。

大羽 ひとみ(おおう ひとみ) ……佐波木市立佐波木中学校1年生。小学6年生
                  までジュニアアイドル及びモデルをしていた
                  が、ネットに誹謗中傷を書き込まれ、
                  目と心を閉ざしてしまった。自分を中傷した
                  パターンと同じセイギズラーが現れ、へたり
                  込んで目を閉じ震えていた時に、「テミス」と
                  名乗る謎の女性が現れ、ひとみから目に見えぬ
                  目隠しを外す。すると、実は応援する書き込み、
                  暖かい書き込みが多かったことに気づき、
                  正義の女神アストライアの翼の光に導かれ、
                  ○ュアホークになる。ホークアイの如く、高所
                  から物事を判断できる。青の戦士。

????            ……第21話「正義はどっち!? パパとママ、
                  初めての対決!」において、父と母が初対決
                  する裁判を傍聴し、自身の正義の軸がぶれて
                  変身不能になったつかさの前に現れた、謎の
                  戦士。白と黒のツートンカラーの服を身に纏い、
                 「○ュアヴァルゴ」と名乗って「さあ、白黒
                  つけましょう!」という口上の後に圧倒的な
                  強さでセイギズラーの後継である
                 「マウントトッター」を葬った。高3〜大学生と
                  思われる。

尾前川 留衣(おまえがわ るい)……佐波木中学校にやってきた教育実習生。
                  しかし、その正体はダンザインの女幹部
                  ミス・テイクである。多感な中学生たち
                  からセイギズラーのエネルギーを集める
                  のが任務だったが……。

渡賀 正義(わたしが せいぎ) ……佐波木市や、つかさが前に住んでいた打妙
                 (うったえ)町をも所管する地方裁判所の
                  右陪席。しかし、その正体はダンザインの
                  幹部ミスター・オーマチ・ガインである。
                  裁判所で、人々の善悪の観念を分析するのが
                  任務。


帝王ドクゼーン        ……ダンザインを統べる王。20代後半に見える
                 が、何百年も生きている。独善的で独り善がり。
                 だが、彼には哀しい過去があった……。

ヨウ・チー・オサナイン]V世 ……ダンザインの存在する異次元空間に現れる、
                 謎の少年の幻影。ドクゼーンと関係がある
                 らしいが、ドクゼーンにもその正体がわからない。

☆ダンザインの合言葉

「我らこそ正義! 我らこそ真実! 悪を裁け! 罪を裁け! 悪は断じて許さず!」



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