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作品名:ファンタシーサガ ○リキュア! 作者:ジン 竜珠

第97回  
 様子から見て、頭を強打してはいないだろう、となったが、念のため、コードックが世話になっているという人物に来てもらった。その人物を見て、愛望が驚いた。
「矢風(やぶ)先生?」
 正門のゲートの前で自動車から降りた、眼鏡をかけた痩せ気味の男性も、言った。
「あれ? 愛望ちゃん?」
 祈璃が聞いた。
「知り合い?」
「うん。お母さんの知り合い」
 やぶ、と呼ばれた男が答えた。
「愛望ちゃんのお母さんとは、昔、同じ大学病院で一緒に仕事してたんだ。僕は父親の病院を継がないとならなかったから、途中で辞めたんだけど。それからも、いろいろと勉強させてもらったよ、のぞみさんには。いいお医者様になったよね、のぞみさん」
 そしてゲートを乗り越えて、入ってきた。
 ココを見て。
「大丈夫だと思うけど、念のため、大きい病院に救急搬送した方がいいね」
 夢華は愛望を見る。愛望がこちらを見て、うなずいた。
「矢風先生、先生のところで、見ていただけませんか?」
「え? でも……」
 困惑する矢風に。
「お願いします!」
 愛望が深々とお辞儀をした。それを見て、矢風が苦笑いを浮かべた。
「……わかった。訳ありなんだね? この格好といい、風貌といい、この国の人ではなさそうだし。わかった。僕のところに搬送しよう」
 そして、コードックがココを抱えて、ゲートを飛び越え(矢風が仰天していた)、愛望が付き添うことになった。
 残された一同に、夢華は言った。
「じゃあ、とりあえず、解散! 賢さんたちのことは気になるけど、きっと大丈夫!」
 エミィがうなずく。
「そうね。私たちは、女王様に報告しないとならないことが一杯だし。王女様、帰りましょうか?」
「ええ」
 祈璃は。
「私も、帰るかな」
 友希もうなずいたが。
「そうだ、先輩。昨日、言ってましたよね、『ドリーム・エッグ』のセール。よかったら、これから連れて行ってくれませんか?」
「おー! いいよいいよー! 祈璃さんは?」
「そうだね。じゃあ、私も連れて行ってくれる?」
「じゃあ、これから『ドリーム・エッグ』へ、レッツ・ゴー!」


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