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作品名:ファンタシーサガ ○リキュア! 作者:ジン 竜珠

第59回  
 解散し、夢華はエミィのシェアハウスのリビングにいた。エミィが言う。
「女王様が言ってた『伝説の戦士、○リキュアをサガしなさい』って、あの三人のことだったんだね」
 夢華もうなずいた。
「そうなんだろうね。きっと、あの三人がこっちにいることを、女王様は知ってたんだよ」
「うん。でも、今、あの三人は変身出来ないっていうことだから、私たちが頑張らないと!」
「だね! それに、今日のゼツボーグ、メチャメチャ強かったし!」
 うなずき、エミィはため息をつく。
「せめて、この『伝説の書』が読めたら、何かヒントがあるかも知れないのに」
 と、一冊の厚い、古びた本を手に取り、見る。
「賢さんにも、読めなかったんだよね?」
「うん。この封印、多分、人間界に来た時の衝撃で、こっち側の法則による封印がかかったんだろうって」
 この書は、エミィが人間界に行く際、女王マーブ・シーから託されたものだ。「きっと、あなたの助けになるでしょう」と。だが、封印がかかってしまっている。そのため、何が書いてあるか、まったく読めない。訳のわからない記号に置き換わってしまっているのだ。
 賢たちならあるいは、と書を渡してみたが、彼女たちにも読めなかった。
 二人して「ふう」と息をついた時。
「うっきゅー!」
 トートバッグからウッキューが飛び出した。目を覚ましたようだ。今日の日中は、ほとんど寝ていたようなものだ。
 ウッキューは、しばらく夢華たちを見て首を傾げていたが。
「うきゅう〜」
 と、夢華に頬ずりしてきた。
「……そうだね」
 と、夢華は笑顔を浮かべる。
「きっと、いい方法があるはずだよ! だから、それをサガそう、オー!」
 夢華は右の拳を天に向けて突き上げた。


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