20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ
 ようこそゲストさん トップページへ ご利用方法 Q&A 操作マニュアル パスワードを忘れた
 ■ 目次へ

作品名:ファンタシーサガ ○リキュア! 作者:ジン 竜珠

第24回  
 クレリックが言った。
「あの音楽を聴くと、なんか、『そういう気分』にさせられるみたい」
 アーチャーがゼツボーグに矢を向ける。
『ゼツボォォォォォォォォォグ!』
 ゼツボーグの目が光る。すると、アーチャーがナイトに矢を放つ。
「おわっ! 危なッッッ!!!!」
 ナイトはのけぞって、それをよける。
 一同が間合いをとった。
「何すんの、アーチャー!?」
 アーチャーが困ったような顔で言った。
「ゴメンナサイ! でも、体が勝手に!」
 その直後、ゼツボーグの目が光る。ナイトの体が勝手に動いて、クレリックに斬りかかった。
「ちょ、ちょっとナイト!?」
 クレリックが杖でそれを受ける。
「体が勝手に!」
 ナイトがそう答えると、ウィッカがゼツボーグに魔法弾を放とうとして。
「ひゃあっ!?」
 と、アーチャーがウィッカの放った魔法弾をかわす。
「ゴメン、アーチャー! ゼツボーグを狙ったんだけど……! これは、あの曲を止めないと!」
 巻きとったゼンマイが緩んで、曲がゆっくりとなる。ナイトの呪縛が弱くなった。
「今だッ!」
 気合いとともにダッシュをかけた瞬間、クレリックが精神鎮静の光を放ってきた。
「……まあ、いいかぁ……」
 急にナイトのやる気が弱まった。その隙に、ゼツボーグがレバーを回し、再び曲が奏でられた。
 ウィッカが叫んだ。
「これじゃあ、終わらないよう!」

 それを電信柱の上に立って見ていたクーキョンは、くぐもった笑いを立てた。
「クックックックッ。いいわね、これ。お互いが潰し合って、弱ったところでとどめを刺す。ホープ・ジュエルがいっぺんに四つも手に入るじゃない」
 その時、あるものが目に入った。
「ン? あれは……。女の子?」
 黄色いシャツに、白いプリーツスカートを穿いた女の子が一人、戦場に向かっているところだった。


← 前の回  次の回 → ■ 目次

■ 20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ トップページ
アクセス: 127