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作品名:ファンタシーサガ ○リキュア・しょの6 作者:ジン 竜珠

第2回  
 六時四十五分、ウッキューとともに、エミィがやってきた。エミィがホープ・ジュエル越しに箱を見る。
「……うん、大丈夫だね。開けるよ?」
 夢華もうなずく。そして、ふたが開けられた。中にあったのは。
「それ」を取り出したエミィが言った。
「……ガラス板?」
 七、八センチ×十四、五センチの、透明な板だった。
「なに、これ?」
「わからないわ。魔力は感じるんだけど」
 ちょっとして。
「うっきゅー!!」
 ウッキューがエミィの顔近くに来て、何か、言っている。
「うっきゅうっきゅうっきゅ、うきゅうぅぅ!」
 そのジェスチャーを見ると、どうやら、青空にかざせ、と言っているようだ。夢華がそう言うと。
「夢華も、そう思う?」
 とエミィは言った。そして、エミィは青空に、ガラス板をかざす。
「……あ。魔法文字が書いてある」
「え? どれどれ?」
 夢華も見るが。
「……何にも書いてないけど?」
「普通の人には見えないようにされてるから。今、読むね……」
 そして。
「夢華! これ、ファン・タ・シー・キングダムとの通信用の呪文が書いてある!」
「え? 確か、ファン・タ・シー・キングダムには、今、結界が張り巡らされてるから、一切、連絡が取れないんじゃなかった?」
「うん! でも、一部の特殊な方法で、通信出来るようにしたんだって! その代わり、通信する場所とか条件があるし、一定期間の通信出来る時間とか、通信の情報量とかが、決まってるそうだけど」
「スマホのパケット通信みたいだね」
「でも! 連絡が取れるの!」
 エミィは本当にうれしそうだ。確かにそうだろう。向こうに家族もいるだろうし、いろいろと心配なのではないか?
「じゃあさ、すぐに連絡してみようよ!」
 夢華が言うと、満面の笑顔で、エミィはうなずいた。


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