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作品名:浜辺恋愛 作者:konyuu

第1回   プロローグ 出会い
優也10歳 希8歳 二人は出会っていた。場所は浜辺。

希は家族と。優也は一人で。

優也は幼い頃事故で両親を亡くして今はおじさんの家で暮らしていた。
おじさんの家からは海が見える。賑やかな夏の海。静まり返った冬の海。優也はどちらも好きだった。ずっとずっと見ていても飽きることはなかった。いつもは部屋の窓から眺めるだけだったが、その日は砂浜に降りてみよう。と思った。

今は冬だから海は静まっていた。海風が心地良かった。砂浜に座り込み眺めていた。砂遊びをする歳でもないが、幼い頃砂遊びをしたことがなかったので、砂の山を作ってみた。楽しい。お城を作ったり文字を書いたり。夢中で遊んだ。こんな事をしてみんな遊んでるんだなぁと思った。優也はおじさんに気を遣い両親の事は言ったことがなかった。「お父さん お母さん」ふと口から溢れた。涙も同時に溢れた。「会いたい」。

優也が視線を感じ顔を上げると女の子がこちらを見ていた。慌てて涙を拭った。
女の子は笑顔で手を振った。少し戸惑ったが優也も手を振った。女の子はもっと笑顔になり両親と手を繋ぎ砂浜を歩いていった。


再び出会いかけがえのない存在になることも知らない二人。


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