「視聴者から、こりん星のなぞなぞも、との要望があります。そこで我々はクイズを考えました。老人は何故入れ歯をするのか?我々は2つの偽回答を交えた三択をつくりました。 1番。年をとると歯茎が悪くなって歯が抜けるから 2番。年をとると歯がすり減って痛くて食べられなくなるから 3番。年をとるとアゴが下がって咬み合わせがずれるから 皆さまは自由に発言して下さい。それをクイズ内容の変更、採用等の参考にしたいと思います」
「この問題は年寄りには易しいね、クイズにならないよ」 「若い方はどうですか?」 「答えは簡単、2番です。御御頭に付いてる土で歯が削れるからさ」 「厳しいご意見ありがとうございます。この問題は不採用とさせていただきます」
「次の問題はコウベモグラに関してです。ご存じのように元々この島に住んでいたのは我が一族でした。そこへ大陸から侵入してきたのがコウベモグラです。奴らは徐々に勢力を広げついに島の西半分を占拠したのです。そして東に住む我々をアズマモグラと呼んだのでした。 何故奴らを大陸モグラ、西国モグラとは言わずにコウべモグラと呼ぶのか?これをクイズにしたいと思います。これも三択です」 1番。発見した人が神戸さんだった 2番。発見したのが神戸大学の研究チームだった 3番。発見した場所が神戸だった
「1番の人の名前ですが、普通はカンベと言います。コウベと読む人は少数派でしょう。これは偽回答と思います」 「逆にひっかけで、これが正解かとも思えます」 「2番ですが、コウベモグラの侵入は大昔です、それに比べれば神戸大学は最近です」 「ポイントはコウベモグラがいつ発見されたかです。つい最近に発見された新種の生き物もいますよね」 「何を言いますか。我ら東軍が敗れた関ケ原の屈辱の歴史を忘れたのですか」 「落ち着いて下さい。我々は当事者ですから大昔から奴らを知っていました。奴らを新種として登録したのが何時だったのか?ということです」 「誰が登録したのですか?」 「何を言ってるんですか、それがクイズの問題ですよ」 「3番に異議ありです、神戸は大都会です。モグラが発見されるなら田舎でしょう」 「昔の神戸なら畑も多かったでしょう。奴らがいても不思議はありません」 「今の東京だって郊外に行けば畑はたくさんありますよ」 「何を言う!東京に奴らがいるはずなかろう。お前はコウベ者のスパイか!」 「興奮しないで下さい。これはクイズの話です」 「大体、我々の敵であるコウベ者をクイズにして何が面白いのだ!」 「申し訳ございません。コウべモグラをクイズにした私どものミスです。これも不採用とさせていただきます」
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