銀河系のX座標1983,Y座標11、Z座標01にある星は地球とそっくりだが、進化の頂点にたったのは人類ではなくモグラであった。 この星は地球とは遠く離れているが、地球のことをよく知っていた。街頭テレビで人気なのは地球なぞなぞだ。
物語の途中ですが特別警報が発令されました。食事中、またはゲテモノが苦手な方は以下の12行を飛ばし、セーフラインの先まで避難して下さい。そして御御頭とは落花生の当て字と解釈して下さい。
「クイズの時間で〜す。御御頭と書いて何と読むでしょう?」 「難しいな、ヒントを下さい」 「皆さんの大好きな食べ物です」 「それだけじゃ分かんないよ」 「次のヒント。御御御付と書いて おみおつけ と読みます」 「おみあたま!」 「違います。頭はズと読みます」 「おみず、だ」 「ブーブー。御御頭二つの御は同じ読み方です」 「おおず?」 「違うよ、美味しい食べ物だって言ったじゃん」 「ふーむ、地球の言葉は難解だ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・セーフライン・・・・・・・・・・・ セーフライン ・・・・・・・・・
ニュースの時間になりました。 「女王様がまた地球に行くことになりました。女王様の1回の出演料で入れ歯が百個作れます。皆さん、女王様に感謝しましょう」 「女王様バンザイ!」 テレビ放送が終わったが観客は居残り雑談をしている。 「女王様は地球までトンネルを掘るのかな?」 「地球は空の向こうだよ。トンネルじゃないよ」 「いちごのロケットで飛んで行くらしい」 「違うよ、ワームホールを馬車で行くんだよ」 「ワームホールって何?」 「時空間にできたトンネルみたいなもんだな」 「ほうらみろ、俺が言ったとおりだろ。トンネルを掘ったんだ」
「臨時ニュースです。女王様の出発にあたり国民へお言葉があらせられます」 「こりん星のみなさん、女王の もぐらゆうこ です。しばらく会えないけど、みんな元気で仲良く待っててね」
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