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作品名:Go to 収容所 キャンペーン、実施中☆(令和12年) 作者:なおちー

第14回   「いやぁああああああああ」
「な、なんだぁ!?」

アキオは夜中に飛び起きた。
しかし木製の手かせをはめられているため、
バランスを維持できず布団にすてんと転がる。

「アキちゃんがいないぃ!! アキちゃんがいないのぉおお!!」

「な、なに言ってるんだ? 俺ならここにいる!! ここにいるよ!!
 ミスズのそばから離れてないよ!! ちゃんといるよ!!」

「いやぁぁぁぁぁぁ!! 行っちゃダメええ!!
 私を置いてかないで!! 一人にしないで!! 
 さみしいのはいやぁ!!」

ミスズは頭を抱えたまま、床の上を転がり回り、
部屋の隅から隅へと行ったり来たりを繰り返した。

「ぐえっ」

トイレのドアの前で頭をぶつけると冷静さを取り戻し、
キッチンでコップ一杯の冷水を飲み干す。
美しい髪の毛はボサボサ。瞳は涙で濡れていた。

「あ、あのさ。ミスズ? だ、大丈夫か?」

「騒がしちゃってごめん。ちょっと夢見が悪くて。
 アキちゃんがね、私を置いてアパートを出て行くって言ってたから」

「夢の中で?」

「そう。夢の中で。でも生々しかった」

「……これで何度目だよ。
 ミスズがうるさいから、こっちは安心して眠れやしない。
 そろそろいい加減にしてほしいもんだ。……病院に行こうミスズ」

「その必要はないわ」

「どうして!!」

「私は病気じゃないからよ」

「じゅうぶん病気だよ!! 戦場帰りの兵隊みたいに発狂してる!!」

「アキちゃんが悪いんでしょ。アキちゃんが私を不安にさせたのが悪いの」

「それについては何度も謝ってるじゃないか!! 同じことを百回謝ったら、
 君は満足するのか!! このやり取りするのが俺にとって苦痛なんだよ!!
 俺の気持ちも考えてくれよ!! ミスズの相手すると頭痛がしてくる!!」

「うっ……」

「ミスズ……? なんで泣いてるの?」

「あ、アキちゃんが怒ったぁ……。そんなに私のことが嫌いなの……。
 私なんて重くてうざいから出てけって言った……」

「ちょっと待って!! 出てけとは言ってないぞ!!」

「言ったよ!! 私にとっては同じことなんだよ!!」

「……もう寝ようよ!!  朝の4時前だ。 
 隣の部屋の人にも迷惑だし風邪ひくぞ」

彼は木製の手かせをはめられた状態なのに、器用にも彼女の細身を
抱いてやり、布団に寝転がった。気が動転して目を真っ赤にしているミスズに
キスをしてやると、すっかりおとなしくなった。

「愛してるよミスズ」

「ほ、ほんとうに?」

「俺には美鈴以外の人はいらないって思ってる。
 だって俺には美鈴がそばにいてくれるだけで幸せなんだから」

「あはっ、うれしい」

「君は俺のものだ。これからもずっとな。
 ミスズも俺の事好きでいてくれるか?」

「はい。愛してます」

ミスズは急に体が熱くなったと言い、服を脱いで下着姿になった。
小学生並に細い足を彼氏にからませ、ゆっくりと顔を近づけてキスをした。
舌を絡ませ、ねっとりとした唾液を交換する。

(この時間に始めるのかよ……)

アキオは不満だが口にしたら負けだ。
1月末の東京市場は第3四半期の決算シーズンを迎えている。
この時期は株価の変動が大きいために、パソコン画面を注視する必要がある。

目を休ませるためにも、できるだけ睡眠を多くとっておきたかったが、
最近のミスズは深夜に「発狂」するのだ。アキオが家出をしてからこうなった。

彼女は完全なるアキオ依存症だ。一度彼が出て行ってしまったことが
トラウマとなってしまい、その記憶が夢の中で呼び起こされ、
恐怖とストレスに耐えきれず大声を出してしまうのだ。

「もっと私を愛して!! ちゃんと愛して!!」

「ああ。分かってるよ」

避妊はしてない。なのに妊娠したことはなかった。
後でミスズに聞いてみたら、「不妊症」だったことが明らかになった。
実は彼女が結婚を望まない理由はこれだった。
自分は母親になることができないと
諦めているので婚姻関係など結ぶ必要がないと言い張るのだ。

治療をするつもりはないらしい。
なぜなら、子供が産めないのは神様が決めた運命であり、
その運命に逆らうことは不自然だからだと言う。

「私とアキちゃんは、心が本当の意味で繋がっているから」

ミスズが以前から語っていたことだ。

結婚は役所に届けを出して成立する。
書面上の契約でしかない。

岸田政権が発足した令和3年度以前から、20代の若者の離婚率は5割、
30代で3割強、なんと60代も5割を超えていた(熟年離婚)

令和12年では全世帯の平均が7割を超える、破綻した社会である。
理由は簡単でみんなスタフレに苦しみ、金がないことから外出もできず、
夫婦仲が険悪になるからだ。金持ち喧嘩せずとはよく言ったものだ。

ミスズはこうも言った。

「日本で子供を産み育ててる人は、
 実は罰ゲームに参加してることに気づいてないのよ」

令和12年以前から、日本の子育て世帯は家計のやりくりが相当に厳しい状態だ。
たとえ離婚してない世帯だとしても、総計で三割の人が貯蓄がゼロなわけだから、
まさに自転車操業に近い。世帯主のボーナスが減額されただけで、住宅ローンの
滞納が発生するレベルだ。奨学金で大学に進学する学生もたくさんいる。

これも前作で語りつくした内容になってしまうが、
仮に離婚して女性のひとり親になった場合は
「完全なる家計の破産」である。(よほどの高給取りを除いては)

実は日本の若者の多くが結婚と出産を望んでいるが、
お金の心配からそれができないらしい。

日本では、子供を産んだら即破産のリスクが存在する一方、
先進国のフランスでは、少子高齢化は90年代の後半から改善している。


偏差値の高い政治家が国を治めている場合は、以下のような制度が存在する。

(フランス共和国の社会保障制度です。
 どこかのページから拾ってきました。反省はしてません)


○家族手当
所得制限なしで、2子以上を養育する家庭に給付される。
20歳になるまで、こどもの数によって支給されます。
日本の児童手当と近いですが、1子の家庭には支給されない点が違います。

○N分N乗方式
子育て世代、特に3人以上の子どもを育てている世帯に対して、
大幅な所得税減税がなされ有利な仕組みになっています。

○家族補足手当
第3子から支給される。所得制限はありますが、
制限は緩やかなので多くの世帯が受給しています。

○年金加算
子どもを3人養育すると年金が10%加算されます。

○職業自由選択補足手当
子育ての為に仕事を全面的に休むのか、週4日や3日勤務、
午後3時までと言ったように時間短縮するかなど、
個人に合わせて労働の有無や、労働時間数を選択することができる。

○保育方法自由選択補足手当
保育ママに子どもを預ける場合に支給されます。

○出産費用
産科の受診料、検診費、出生前診断、出産費用など
妊娠出産から産後のリハビリテーションを含め無料。

○父親の出産休暇
母と同様の有給扱いで賃金の80%が保障されています。

○不妊治療と人工中絶
治療は公費で行われていますが、43歳までと年齢制限があります。

○高校までの学費は原則無料となっています。
公立大学の学費も、数万程度の登録手続き費と健康保険料のみで、ほぼ無料です。
また、多くの学生が奨学金を支給されています。
学費や教育費にお金がかかるから子どもを産まないという考え方は、
ほとんど存在しないといえるでしょう。

○事実婚と婚外子
フランスでは、ユニオンリーブル(自由縁組み)
というカップルの生き方が一般化しています。
法律婚にとらわれないカップルが社会的に
認知されるようになった背景には、
フランス人の家族観とそれに伴う法の整備があげられます。

1970年に6%だった婚外子が、1980年代半ばから急速に増加し、
2008年52%に達しました。産まれるこどもの半分が婚外子となり、
社会的な受容度は高くなっています。婚外子の法律についても、
自然子(非嫡出子)の権利は嫡出子と同じになり、
嫡出子、自然子という用語そのものが民法から削除されました。

○保育サービス
公立保育所の充足率は低いですが、
3歳までは自宅で子どもをみてくれる認定保育ママや
低額のベビーシッターが比較的簡単に利用できます。

3歳以上になると公立の保育学校に入学できるようになり、
保育学校は初等教育体系に位置づけられている為、100%就学保障されています。

○余暇保育
日本の学童に相当するものです。
ほほとんど費用がかからない仕組みになっています。

これに対し、学のない政治家が国を治める日本では、
筆者が思い出せるだけでも出産一時金や、児童手当、児童福祉手当、
住宅ローン減税などが浮かぶが、現役世帯も含めて「三人に一人が貯金がゼロ」
であり、「国民の7割近くがマス層(純資産3千万以下。実際は数百万程度か)」
であり、多くの国民は、破産寸前で生活している。

ちなみに貯金ゼロ世帯のデータは2016年以降から毎年国会の
理事会を通じてデータして提出されているが、改善されるどころか悪化している。

つまり日本の社会保障制度は一等国フランスと比べると「何もない」のに等しい。
同じく文明国のスウェーデンやフィンランドとも比較にすらならない。

日本では「一度敷いたレールから外れたら最後」
あとは奈落の底へ落ち続ける仕組みになっている。

フランスはそうではない。しっかりと国民を助ける仕組みになっている。
だから仏国民は安心して子供を作れる。子供とは国家の宝であり、
子供の教育水準の高さ(まずは衣食住の不自由のなさ)は、そのまま
国の発展に寄与する。明治維新で日本が一番力を入れたのが教育分野だった。


コロナでインフレになり、キシダ悪政権の賃上げ要求が失敗に終わり、

(執筆時点(2022/1/18)のブルームバーグの記事で、経団連の会長が地位上げは無理と言っていた。
 企業は仕入れ価格の高騰から、今ようやく販売価格に転嫁している最中であり、
 非常に苦しい状態だ。それに企業の剰余金の認識も岸田は間違っている。
 剰余金は非常時にとっておく資金で貴重。現預金の残高は、企業が
 借り入れを増やしために積みあがった分もあり、必ずしも余裕があるわけではない)

夏の参議院選挙後の12%の消費増税、
(2026年までのPB黒字化目標を掲げたことから、遅かれ早かれ増税は確実)
エネルギーや食糧を中心とした物価の上昇、
年金、医療、介護等の保険料の引き上げという、メガトン級のコンボが発動する。

野党の多くが「減税」を訴える中、岸田政権のやろうとしていることは

「国民生活の破壊」
「国会議員優遇社会」
「一億総貧乏社会の実現」であることは明白だ。

一度の給付金で多少の支持率が上がったところで、インフレの長期化による
国民生活の圧迫によって支持率がいずれガタ落ちするのは目に見えている。

なお、フランス国は共和制を採用した時から官僚は「エリート」のみを
採用しているそうだ。エリート官僚主義である。
これはコネで選ばれる低偏差値の人間を排除しなければ
一等国としての地位が維持できないと言う、当たり前の考えによるものだ。

世界初の民主主義国家を制定した際の、当時の臨時政府「国民公会」
に集まった面々は、エリートなどと言うレベルではなかった。
彼らの話していた内容は、高度過ぎて筆者の頭ではついていけなかった。

明治維新を起こした偉人政治家、財閥を作り上げた実業家たちも、
世界史に残るレベルの知的エリートが揃っていた。

その一方で、最近の日本の総理大臣は

「漢字が読めない」「統計で嘘をつく」
「国会での虚偽答弁が60を超える」
「メモがないと記者会見できない」
「経済のことが分かってない」
「ちゃんと大学を出たかどうかも分からない」

など、ギネス記録に残りそうな低レベルな人材が顔を並べた。


以上の国家制度を比較しても、仮に国家が学生だとして偏差値で比較すると

フランスは 「64」
日本は   「23」

が妥当だろう。厳密な偏差値の算定は複雑なのだが、
これが仮に一般的な中学だとして、
日本は全科目の点数が20点以下なのだろう。
これで先進国を名乗るのは無理があるのではないか。


ちなみに工業生産が好調なフランスの2022年度のGDP成長率予想は6%を超える。
日本はようやく頑張っても、その半分である(世界銀行、および日銀の見通しを参考)

フランスの国土は山が6割を占める日本と違い、
なだらかな平地が多く、温暖な気候のため大昔から農産物の生産が盛んだった。

フランスはEU最大の農業生産国であり、EUにおける農業生産高の3割を占める。
フランスは世界第7位の穀類生産国であり、米国に次ぐ『世界第2位の農産品輸出国』である
加工食品ではワインやチーズの生産が盛んである。

軍需製品の供給では世界の3位である。
民間航空機売り上げでは、ボーイングをしのいで世界一のエアバスがある。
高速鉄道のTGV、グループPSAなど多国籍化した自動車業界、
タイヤではブリジストンに次いで世界2位のミュシュラン。

観光業の規模においてはスペインと並んで世界のトップである。

数々の世界遺産、歴史的建造物、美術館、おしゃれな街並み。
ファッション、ブランド、お菓子、並べたらきりがない。
言わずと知れた世界一の観光大国と言っていい。

アメリカのどの州で女子高生に一番行ってみたい都市(国)を質問してみても、
常に1位に上がるのが「パリ」である。これはいつの時代も変わらないそうだ。
ぶくぶく太った米国人と違い、小柄で細身なパリジェンヌが
綺麗な洋服を着て、おしゃれなカフェに通う姿に憧れるそうだ。

男の子達に憧れる歴史上の人物を聞いてみると、
過半数が応えるのが決まって「英雄ナポレオン」である。
中には中二病になった男の子が「俺はナポレオンの生まれ変わりだ!!」
と言って親や先生を困らせることがあるそうだ。これは全米で当たり前にある現象だ。

フランス語自体が、洗練された文明国の言語だとして、
いつの時代も英語圏の人には一目置かれている。

現在の皇后陛下の雅子様も、ハーバード時代に
フランス語のサークルに所属されていたのは有名な話だ。

帝政時代ロシア貴族は、フランス式のマナーで食事をし、
フランス語が話せることはステータスとされた。

あのヒトラーでさえ、ドイツ軍がパリを陥落させた後に
パリを一日貸し切りし、市内を観光したほどだ。


フランスの首都はパリである。
この国は中央集権的な制度を敷いていて、エリート官僚のあらゆる知恵はパリに集まる。
パリが、欧州の首都して1000年間の繁栄を誇った理由がよく分かる。


日本は確かに治安が良く、インフラなど文明的な面は大変に発達しているが、
政治のレベルでは発展途上国とするべきだろう。

筆者は日本国の一般会計予算を何度見直しても
「おれさまの考えた、さいきょうの作戦(小学六年生)」
と書かれているようにしか思えない。

かつて明治の偉人賢人国民たちは、フランスのような一等国に、
強国ひしめく欧州大陸において、1000年も覇者として君臨した
フランスに追いつこうと、血のにじむような努力をしてくれたのだ。

日本がフランスに追いつくなど、アリがゾウに喧嘩を売るくらい無謀なことである。


日本国の政治家(主に自民党)は、明治から命を懸けて
国を守ってくれた先人に対し「唾を吐いている」ことに気づいてない。

私財の全てを捨ててまで国を発展させた大久保利通。
神風特攻までして散った英霊たちが守ろうとした愛すべき国土。
マッカーサー元帥が米兵の缶詰を、当時の貧困国民に配ってくれた優しさ。

それらは無駄だったのだ。すべてが無駄だったのだ。

令和の国会議員。
彼らが今は国民の税金をお小遣いにして楽しんでいたところで、
死んだ先に行きつく先が「地獄」であることは間違いない。


コネの話をさらに続けるが、

筆者の手元には「坂の上の雲」がある。
これは秋山兄弟と正岡子規を中心としながら、
日露戦争全体を描いた司馬遼太郎の小説である。

海軍生みの親と言われる山本権兵衛(当時大佐。のちに大臣)
による無能士官の首切りのエピソードは有名である。
日露開戦前に、当時の薩摩派閥というだけで
採用されていた人間を90名以上も解雇してしまったのだ。

さらに当時の連合艦隊の司令長官であった日高壮之丞を解雇し、
東郷平八郎に入れ替えることにした。人事の件を聞いた
日高は激怒し、短刀を取り出して「これで俺を刺してくれ」とまで
言ったのだが、山本権兵衛は冷静に諭して彼を納得させた。

そして東郷平八郎長官率いる連合艦隊がロシア旅順艦隊、
バルチック艦娘を全滅させたことは知っての通りだ。
ロシア帝国は海軍戦力の7割を失い、ソ連時代の後期になるまで
海軍戦力を再建することが不可能なほどのダメージを負った。

ロシア政府や軍が日本に対し、半世紀以上にわたり
修復不可能なほどの「恐怖」を抱いていることを、
多くに日本人は知らないで生きている。

仮に現代に山本権兵衛がいたとしたら、解雇される人間は決まっている。
衆参両院にいる、ほぼすべての国会議員とその子息である。

以上の歴史から見ても、もうひとつ分かることがある。

我が国が、近い将来大国間の戦争に巻き込まれた場合、
アメリカの支援がなければ敗北し、勝者の奴隷となることだ。


ところで筆者は日本の政治が大嫌いなので
作品を通じて批判するが、日本の企業のことは
批判していないことに気づいただろうか?

日本には世界に誇れる企業がいくつもあるのだ。

以下に特定の商品の
世界シェア首位の企業を思い付くままに列挙する。

タイヤ        = ブリジストン
自動車        = トヨタ(VWとほぼ並ぶ)
二輪自動車      = ホンダ
エアコン       = ダイキン
複合機(プリンタ)  = キヤノン
炭素複合材      = 東レ

セラミックコンデンサ = 村田製作所
モータ        = 日本電産
消化器内視鏡     = オリンパス

サーボモーターとインバーター     = 安川電機
工作機械用NC(数値制御)装置    = ファナック
塩化ビニル樹脂、半導体シリコンウエハ = 信越化学工業

これらの企業のほとんどはコロナ化の2021年で過去最高益を達成し、
今この瞬間もお金を稼ぎ続けている。
日本は工業生産品の輸出業で成りあがった国である。
力はしっかりと持っている。経営者も賢い。

そもそも政治家と違って馬鹿が実業家になれるわけがない。
株主総会に出席してみると、取締役も監査役も実に素晴らしい人物が並んでいる。

筆者は上のトヨタを中心としたバリュー株に、配当金目当てで出資している。
長期的視点で保有していて、四半期決算ごとに財務に不安を感じたことは一度もない。
各国の著名な投資家やアナリストからも、日本の大企業は財務体質が大変に健全で
株主への還元(配当)に力を入れていると定評がある。

つまり、これらの会社が倒産する心配などまずないのだ。

私は決算期ごとのファンダメンタルに問題のない会社は、
日々の株価を見る必要がないと思っている。
なぜなら短期的な株価の値動きなど誰にも予想できないし、
それが会社の価値を正しく評価しているとは限らないからだ。

2020年から2022年の初頭まで、
独仏米などの主要先進国の株価指数と比較して、
日経平均とトピックスのパフォーマンスは最低だった。
企業業績の足を引っ張る邪魔者がいるからだ。自民党のことである。
もっと具体的に言うと、アベノミクス以降の菅政権と岸田政権ある。

スガは東京五輪強硬開催をして世界を驚愕させた。ワクチン接種率は
当時の5月の段階で先進国中最低であり、GDPの成長を鈍化させた。
彼が衆議院を解散すると言ったタイミングで日経平均が3万を超えた。
そしてキシダ政権が金融所得課税、富の再分配など
意味不明な政策を掲げた時、日経は30%近く下落した。

日経平均株価は、日本経済の半年先以上の見通しを示すものだ。
内閣総理大臣が日経平均の足を引っ張るなど、
投資家の視点では言語道断の悪行である。

断言しよう。

この国の未来は政治にかかっている。

政府によって国民の税金が無制限に搾取され続け、国民の実質賃金が下がり
続けている日本は、もはや資本主義とさえ呼べない中世の奴隷王国である。

ちなみに執筆時点までの二年間で45歳以上の会社員が累計で3万人以上も
早期退職させられた。賃金水準の高い者は「整理解雇」されて経費削減されている。
子供の教育費や住宅ローンの残高を考えると、彼らの行く着く先は、破産である。
彼らに対する政府の保証は何もないに等しく「自己責任」で終わるのが日本だ。

民主党時代は、「若者の〜○○離れ」などとふざけた見出しが新聞に並び、
当時新卒だった筆者をたびたび激怒させていたが、
若者はお金を使いたくても消費しようがないのだ。

GDPの大半は個人消費が占めているから、自民党が国民を
いじめ続ける限り、GDP成長率はG7で最下位を維持し続けることになる。

いや、もう経済学など考えなくてもいい。

業務スーパー、しまむら、100円ショップが繁盛している、
年末に多くの貧困者が炊き出しの列に並ぶ、
年間の自殺者数が先進国でトップクラス、

これだけでこの国の政治は完全に失敗していることが分かると思う。

今いる無能な国会議員が全員死なない限りは、
この国の衰退が止まることは決してない。


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