20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ
 ようこそゲストさん トップページへ ご利用方法 Q&A 操作マニュアル パスワードを忘れた
 ■ 目次へ

作品名:令和10年 兄妹の物語 第二シーズン 作者:なおちー

第23回   かんぽ生命、日本郵政はこの世に存在している価値がない
[いずみ]と[まり]が提案したのは、かんぽ生命の撃破である。

できればかんぽ生命の本社ビルを襲撃したいのだが、本社が東京にあり遠方だ。
そもそも日本郵政がかんぽの親会社であり、販売をしていた。

私は保険会社のような『クズ』組織に興味ないので詳しくは知らないが、
郵政が親会社と言うことは、かんぽの全株式を取得しているのであろう。
したがってかんぽ生命の撃破のために日本郵政を撃破するのもまた必然と考える。

goo国語辞典
撃破 とは
[名](スル)攻撃して敵をうちやぶること。うち負かすこと。「各個撃破する」

主人公らの住む場所は埼玉県北部の地方都市、久喜市である。
らき☆すたで有名な鷲宮神社が近くに有る。

2019年の夏の高校野球埼玉予選で徳栄と激戦を演じた、
春日部共栄高校もこの近くである。
2017年夏を制覇した花崎徳栄高校もお隣の加須市にある。
ちなみにらき☆すたのキャラクターは春日部共栄高校に通っているという設定だ。
また春日部はクレヨンしんちゃんの舞台としても超有名だ。

まり「久喜郵便局を襲撃したいよぉーヾ(≧▽≦)ノ」
いずみ「(o(*゚▽゚*)o) うん。したいんだけどー」

美雪「その前にちょっと聞かせてくれる。あなた達は小学生なのに
   かんぽ、じゃなくて郵便局を襲う理由があるの?
   まさか保険の書き換えでもされたわけじゃないでしょうに」

賢人「親のカグちゃんは保険には入ってないって言ってたけどな」

まり「私たちのおじーちゃんが、入ってたの」
いずみ「しかもぉ。二重払いさせられてたのぉ。3年9か月も」

賢人「二重払い?! Σ(゚Д゚)」
美雪「てことは二つの保険に入らされてたってこと……?Σ(゚Д゚)」

※保険の二重払い

保険の満期更新時に二重払いの保険に契約変更されていたのだ。
無論、顧客に内緒でこっそりと。卑劣ここに極まれり。
この被害にあった人が全国で18万人(件)近くいるとのこと。

これは保険会社ならどこも平気でやっていることで珍しくはないのだが、
改めて考えてみると、令和の不景気で苦しんでいる国民に対する虐待であり
人権侵害に他らならない。もし私が内閣総理大臣だったら、かんぽ生命と郵政の
本社に対して空爆の許可を航空自衛隊に出すところだ。

なぜなら、保険会社とは存在そのものが悪であり、
今後も営業を続ければ無数の被害者が出ることは明らかだからだ。

そこで勤務している全ての従業員にも因果関係があると判断し、
程度に応じた処罰を下す。
執行役、取締役その他役員どもは立場上重罪人であり、
北朝鮮にでも人身売買として差し出し、
代わりに不幸にも拉致された拉致被害者の皆さんを
返してもらった方がよほど国のためになると思う。

繰り返しますが、自民党の主張する景気の回復期とは全く嘘で、
日本はすでに国家の衰退期に突入しており、この流れを
止めてくれる救世主イエスのような存在はないのです。

今後も日本では120年くらい低金利が続くと思われるので
『生命保険会社はこれからもずっと、おそらく半永久的に悪さを続けます』

一時的な是正勧告、営業改善命令など、必ず忘れます。
いたずらっ子は、永遠にいたずらを続けます。
その対象が、あなたの預けたお金なのかもしれないのです。
これだけは、私が声を大にしてみなさんに伝えておきます。

賢人「小泉政権の時代に郵便局が民営化されたわけだが」
美雪「噂で聞いたことあるけど、郵便局って令和元年に
   不正報道されてから急激に軍備を許可したって…」

かんぽ・郵政
「顧客から一度預かったお金は、一生返しませんwwww
 金の半分は営業利益に。もう半分は私たちのお小遣いとして使ってまーすwwww
 やーい。日本国民のみんな。ばーかばーかwwwww
 返してほしかったら各支店を攻撃して奪い返してねwwww」

自分で書いていてマウスを握りつぶしたくなるほどの内容だが、
まさに盗人猛々しい。自信満々である。
久喜・郵便局の軍事力は次のとおりである。

歩兵(狙撃兵)  1,910,361
戦車       5,128
自走砲      2,391
航空機      2,792〜3549
迫撃砲、大砲等  25,003

これは、1943年のクルスクの大戦車戦の際に展開された、
ソビエト連邦軍の全戦力である。
第二次大戦で行われた全ての作戦の中で最も多くの戦車が
展開されたとして、世界戦史では超有名な規模だ。

つまりソ連軍が、あのドイツ陸軍の主戦力を撃破するのに
要した戦力と同等。久喜郵便局はこれだけの軍事力を維持し、
顧客から奪った保険金を守り、営業を続けようとしているのだ。

令和10年の設定なのに全ての武装が
第二次大戦仕様なのが摩訶不思議だが、スルーしてほしい。

いずみ「ちょっと戦力が多いよねーヽ(^o^)丿」

美雪「いやいや(;´・ω・)」
賢人「戦力って……(;゚Д゚)歩兵が190万を超えてるのは気のせいか?」
美雪「(^○^)戦車が5千両……? 郵便局ってそんなに敷地広かったかな……?」

まり「攻略するのにちょっと手間取りそうだよねー(^○^)」
美雪「手間取るどこか、ほぼ不可能じゃない!!(>_<)」

・作者からの指令。
登場人物たち全員で力を合わせて久喜郵便局を破壊しなさい。

賢人「冗談じゃねえぞ。こんな戦力相手にどうやって戦うんだよ。
   俺たちに死ねって言うのか!!」

まり「あの戦力には、ドイツ軍でも勝てなかったんだよねー」
いずみ「ドイツを倒したってことは地上最強の軍隊だよねー」

過去。令和元年の不正事件から、かんぽ生命被害者の会が結束。
全国各地で集会を開き、お金を取り戻すために
軍事攻撃を仕掛けることで一致。訓練された部隊を組織した。

久喜の被害者の会は、現在までに7度に及ぶ襲撃を郵便局に仕掛けたが、
いずれも撃退され、戦車部隊による総反撃を食らい壊滅。

この敗北によって生じた死傷者は

死者   47.556
負傷者  56.432
再起不能 8021(PTSD:戦闘後スレレス性障害)

埼玉県北部の地方都市。
久喜市程度の軍事力では日本の金融機関を倒すには軍事力が決定的に不足していた。

美雪「う……こわ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
   もう不正とかどうでもいいよ(>_<)
   契約して騙された人がお気の毒ってことで関わりたくない!!」

賢人(死傷者の数が久喜市の人口より多い?)

いずみ「でも、がんばれば、なんとかなるっしょ」

美雪(この子達の無駄なポジティブさは、いったいなんなの!!)

賢人「待てよ。俺にいい考えがある」


ありがとうございましたー

ファミマから、浅黒い肌の32歳の男が出て来た。
彼はどや顔で買い物袋を手にしている。
どうやらカロリーメイトのチーズ味を買ったようだ。
割高と分かっていながら、あえてコンビニで買い物。

理由は一つ。彼の保有している日本株の一つである伊藤忠商事。
完全子会社にユニー・ファミマHDが含まれており、前期(期末)決算では
最も伸びしろ(利益)の多い事業だったことが明らかになったのだ。

賢人「おい」
作者「え?」

作者はいきなり顔面を殴られ、激しくのけぞった。
筋トレや自宅の農作業の手伝いで、
それなりに足腰を鍛えているので転ぶことはなかった。

賢人「この作品では俺たちは小説に出演していることを
   自覚している。作者を攻撃することも可能となっている」

作者「ま、待て。話を聞いてくれ!!」

賢人「うるせえ!!」

賢人は戦争に参加したくなかったから必死だった。
足払いで作者を転ばせてから馬乗りになり、夢中で殴りまくっている。
それに妹の美雪も加わり、もはや乱闘に近い状態にあった。

瞳「ちょっと。なにしてるの!!」

ここで登場。うるわしき瞳嬢である。
さっそく彼女視点で物語を勧めましょう。

-------------------------------------------------------

※ひとみん

少し時間を戻しますね。私は今朝、団地を飛び出していった賢人君を
追いかけたかったんですが、昨夜が…あれだったので
具合が良くないので部屋でじっとしていました。

ぴろーん

LINEが鳴ったので賢人君かな?と思って開いたんですけど

・かんぽ生命被害者の会久喜支部・結束。
 五体満足で軍事訓練に耐えうるものは全員集合。
 
 令和10年8月某日を持って久喜郵便局を襲撃し、
 同施設を徹底的に破壊し、また同局の従業員を抹殺し、
 二度と営業活動ができない状態にせしめる。
 
瞳「ええー。従業員を抹殺……((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
   販売担当の人もノルマで脅されてただけなのにかわいそう……。
  てゆーか、どうして私のスマホにラインが来たんだろう…」

このラインは、久喜市ネットワークから送られているのである。
実は自治体によって久喜市の全ての住民の個人情報は駄々洩れなのだが、
今回は一斉に軍事攻撃を仕掛けるための通知に利用された。

久喜市ネットワークとは、お金に困った市民を集めて軍事組織を作り、
最終的に国家転覆を狙う革命集団のことである。

瞳「私も……簡保の被保険者だったのね……」

別のラインが送られてきて、私にも襲撃に参加する理由があるとされた。
私にも保険者番号があることが判明したのです。
お父さんが娘のことを心配して、瞳名義の貯蓄型保険に加入していた。

額は200万。私のお金はとっくに
外貨(ルーブル・ロシア共和国)建ての保険に変えられていた。

スマホで為替レートを確認すると、不思議なことにプラス30万の評価益が出ていた。 
為替はこのように増えることもあるのでなんともいえません。
でも簡保が勝手に変更した保険なので満期が令和99年となってるんだけど…。

つまり私が128歳くらいにならないと引き出せない。
それ以前で引き出すとしたら解約手数料その他が発生し、16万円分捕られる。

かんぽ「お客さんの支払った保険料はぁ、私たちのお小遣いですから、
    万が一入院とかしても保険金は下りない仕組みになってまーすwwww
    残念でしたwwww」

安倍首相「国民からお預かりした年金はぁ。私たちのお小遣いでーすww
     みんなの支給額が下がっても私たちの給料と議員年金は
     一円も下がりませんwww残念でしたーwwww」

↑不思議な一致。

(年金に至っては所得代替率がまもなく50%を切ろうとしている。
 実質払うだけ無駄になりつつあるが、それでも払うしかない。
 例え低額でも、年金なしで老後の生活は絶対に成り立たないからだ)

瞳「何よこの内容は……(^_^メ) 確かに軍事攻撃を仕掛けたくなる。
  でもお金を失っただけで命までは取られてないのよ。
  こういうのもあれだけど、私の家は少しだけお金に余裕があるから、
   200万くらいなら全額元本割れしたと思って忘れれば……」

私だって、くやしくないわけがない。
よく考えたらお父さんが、私が病気になった時のために心配して
入ってくれた大切な保険なのだ。親の愛の結晶と言っても良いでしょう。

お父さんの栄一は、それだけ私のことを心から愛していた。
愛しすぎたせいで。私が別の男に奪われるのも嫌がっていた。
私が一生独身でも一生守り抜くつもりで、すでに相続税対策まで検討していたとか…。

美しい瞳ちゃん(# ゚Д゚)(やっぱり許せないわ……)

瞳「それにしても……保険会社で勤めてる人も郵貯の人も、こんな商売をして
   痛む心はないのかしら。人を騙してまで自分のお給料に変えたって、
   そのお金で食べたご飯は美味しいの? 人の心はないの? 良心の呵責は?」

※たぶんありません。だから勤まるんでしょう。
 筆者だったら入社後3日以内に転職活動を始めてばっくれます。

大塚かぐちゃん
「よーっす。ひとみ(^○^)お邪魔するよ」

瞳「カグちゃん……? いきなり入ってきたら強盗と思ったわ」

かぐ「ごめんごめん。ちょっと急用だったから直接押しかけちゃったんだ」

カグちゃんは、郵便局撃破のために戦闘員の勧誘を行っていたのだ。
カグちゃんの服には目立つバッチが付けてあった。

瞳「かんぽ生命から国民を守る党?」

あの有名なNHKから国民を守る党(N国)のパクリみたいだけど。
かん党(略)は、かんぽ生命に限らず全ての悪徳保険会社から
国民を守るために組織された軍事組織らしいです。

「党」という名がついているが国から認められてはおらず、
実質市民団体にすぎないが、結党以来、多くの寄付金が集まり、
その規模は着実に大きくなっている。

家具「瞳の家は金持ちだから寄付金を頂きたいのよ。
   色んな金持ちの人から金を集めて軍事力を大きくしたいの」

瞳「ちょっと待ってよ。いきなりそんなこと言われても頭がついていかないよ。
  軍事力って、どのくらい持ってるのよ」

家具「そうだねぇ……ちょっとスマホで調べるから待ってて。
   えーっと。最新の情報だと、爆撃機が2500機」

瞳「爆撃機が、にせんごひゃく!?」

家具「陸軍部隊が侵攻する前の準備砲撃代わりに使うのよ。
    でもこれだけじゃ郵便局を攻略するのに、ちょっと足りないわよね」

瞳「……むしろこれでも攻略できない郵便局って(;゚Д゚)」

家具「リアル世界が広島の原爆投下日だから軍事ネタは自粛したいわね」

瞳「でも書かないと物語が進まないよ」

家具「歩兵部隊は、先月(7月)から着々と集結してきている。
   少なく見積もっても現状180万人は集まってきているね」

瞳「そんなに!! 180万って久喜市の人口の32倍くらいの規模だけど
  そんなに人が入り切るのかしら。とにかく兵力だけなら郵便局と同等ね!!」

家具「(-。-)y-゜゜゜でもこっちは老人が中心で戦闘の素人ばかりだよ。
   老人が多いのは、老齢保険が売り上げの中心だったから仕方ないんだけどね。
   郵便局側は働き盛りの30代から40代がメイン。
   しかもお客の金を返したくない一心でよく訓練されている」

瞳「つまり普通にやったら勝ち目がないってことね(; ・`д・´)」

家具「かん党は、適切な訓練を施すためにドイツから軍事顧問を呼ぶことにした。
   あと戦車も大量に購入して大規模訓練をするのにもお金が必要だ。
    戦車部隊を動かすには燃料も弾も必要だ」

瞳「で、お金はどのくらい必要なの?」

家具「2兆円」

瞳「(´・ω`・)エッ?」

家具「だから、2兆円」

瞳「2・ちょう・えんΣ(゚д゚lll)ガーン」

かんぽ生命から国民を守る党は、生半可な軍事力では
郵便局を攻略するのに不十分だと判断し、最終的には330万を
超える兵力に5千両の戦車、5千両の自走砲を加えた陸軍を組織することを決定。

家具「2兆円あれば、戦闘のプロである郵便局を倒すことができる。
   その勢いでかんぽ生命と日本郵政の本社にも襲撃を駆けよう。
   きっと久喜が陥落した時点で勝ち目がないとみて
   本社の奴らも降伏するはずだ」

※参考までに 久喜郵便局の軍事力だけでアジア周辺の小国を超越しています。
地方都市の郵便局が大規模な軍事力を持ってること自体が
あり得ないことだとは思いますが、小説の設定なのでスルーしてください。

瞳「なんだか。壮大な作戦のようね。久喜郵便局を破壊すれば、
  かんぽ生命にお金を奪われた全ての国民を救うことができる(;・∀・)」

家具「そう。金融機関が悪さを続ける悪の連鎖をここで断ち切るんだ。
   社会科の教科書に載るくらいの、一大事業をこれからやってみようってんだ。
   私達は軍事力を行使するが、正義は私達にある」

瞳「ぶっちゃけ、『かんぽ生命から国民を守る党』って実際に
  結党されたら高齢層から支持率得られそうよね。
  現実世界の2019年末に予定されている次の衆院選にデビューしたらどうかしら」

(`・ω・´)お、おう。  (´ー`)あれ?

(;・∀・)(なあひとみ。れいわ新撰組……ってすげーよな)
( ゚Д゚)(え? う、うん)

家具「瞳には無理を承知でお願いしているんだ。
    あんたのお父さんならたぶん個人資産で10兆円くらいは
    持ってるはずだよ。なんなら会社の株式でも売却して
    一部を現金化してくれるだけでもいいんだ」

瞳(株を売却……(; ・`д・´))

瞳「任せて。なんとかしてみるわ」

家具「おおっ(*^▽^*) 本当かい瞳。ありがとうよ。
   良い返事を期待しているよ。持つべきものは良き友。良き同僚だね」


私は帰宅後、急いで美雪さんの米国株式をすべて売却しようとしましたが、
肝心のパスワードが分かりません。

何か紙にでもメモしてるのかと思い、
美雪さんの部屋をガサ入れしてたたら、
ちょうど美雪が帰って来て大喧嘩になってしまいました。

「私の株を売却してかん党の運営資金にしたい…?(^_^メ)
 ふざけんじゃねえ。寝言は寝てから言えよ!! 
 この年増の行き遅れバアサンが!!」

怒り狂った美雪さんが、空の花瓶を手に鬼の形相で追いかけてくるので
私は必死に任げました。なんて迫力。
お金のことがかかってると人間必死です。

私は美雪が1千億近い株を持ってることが不愉快なので
どうせなら一気に現金化して党に寄付しようと思ったのです。

そもそもこんな大学生の小娘が9000万円分のドル建て資産を
持ってるなんて非現実的ですよね。無駄にお金を持ってるから
賢人君が魅了され、妹ラブの演技しているだけなんですよきっと。

世の中やっぱりお金ですね。

「おい年増の厚化粧。てめえの親父が金腐るほど持ってんだろ!!
  てめえのクソおやじに頼むのが筋だろうが!! ああ!!」

これが女の口調なのだから驚きです。なんて品性のなさ。
品性はお金で買えないとはよく言ったものだわ。

「(;´・ω・)仕方ないわね。これから賢人を連れて私に父に会いにくわ」
「え?(´・ω`・) 俺も一緒に行くの?」

そして次の話へ。


← 前の回  次の回 → ■ 目次

■ 20代から中高年のための小説投稿 & レビューコミュニティ トップページ
アクセス: 41