あらすじは文字数の規定が500文字までと決まっている。 書ききれなかった分を本編第一話で書くことにする。
まだあらすじを読んでない人がいたら ぜひ読んで欲しい。
〜あらすじの続き〜
シリアスな展開が続くと色々疲れてしまうので、 すきを見てどこかで「コメディ」を入れようと思っている。 どうやったらコメディになるのか。困難であるのは承知している。
今作は私の自己満足のために書いた。 もはや『子供の落書き』のレベルであり、 20代から中高年の読者にふさわしいかは分からない。
本来ならチラシの裏にでも書いておけばいいものを、 あえて投稿してしまった。このサイトの登録欄に 経験や技術は問わないと書いてあったからである。
この時点で不快に思う人はページを閉じてほしい。
キーワードは『強制収容所』であるから、 極めて人を選ぶ落書きである。
……さて。内容の変更点について。
前作『学園生活』は第16回以降で共産主義的要素が深まる。
夏休み明けに太盛は強制収容所行きになる。 ミウは彼を救うために右往左往し、 やがて冷酷なるボリシェビキの一員になってしまった。
ミウが生徒会中央委員会に入る決意をしたのは、 『第20回』でのナツキの巧みな話術のためだ。 中央委員になれば太盛に会える。彼に会いたい一心だった。
ミウは『第21回』で収容所の太盛と再会し、 囚人と看守の立場から太盛に嫌われ、 大きなショックを受けた。
そのため本編では頭痛を発し、学校を2週間休んだが、 今作ではそれがない。彼女は強いストレスから 性格が豹変し、鬼畜へと目覚めてしまった。 これが、あらすじに書いた変更点@である。
続いてAだが、今作では爆破事件を未然に防ぐことに 成功している。ミウが独自の捜査によってアナスタシアが 二重スパイであることを発見したのだ。
ミウの活躍により生徒会は滅びることなく、 無事に11月23日の革命記念日(総選挙)を迎える。 新会長にはナツキが選ばれた。
ナツキには副会長の指名権があるから、 自分の右腕であるミウを選んだ。
会長と副会長を選出したことから、組織委員会は 中央委員会で最高の権力を持つに至った。
この物語は何をするにしてもミウが 中心人物になるのだが、今回は群像劇として、 各キャラクターの心理を深く掘り下げる。
前作との差別化を図る意味もあり、 あえて一人称で書くことにした。
今作は一人称リレー方式(順不同)を採用した。 話数によって主要キャラが入れ替わり、 彼らの一人称で物語が描かれるのだ。
一人称の対象になるのは、次の五人の男女である。
高野ミウ 堀太盛 橘エリカ 高倉ナツキ 斎藤マリエ
斎藤マリエ(一年)以外は全員高校二年生だ。
時系列は、前作『第23回』から開始する。 まずは前作から大きく変更されたミウの心理から見ていこう。
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