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作品名:モンゴルへの逃避 作者:なおちー

第16回   母と娘の修羅場 (モンゴルにて) 
次の日は大雨だった。

食料は十分に買い込んであるので特にすることがない。
小屋でゆっくり過ごすことにした。

マリンは町で買ってきたファッション雑誌を読んでいた。
外国人向けに英語で書かれている。マリンの語学力なら
すらすら読めてしまう。分からない単語はスマホで調べた。

「写真以外何もわからん」

太盛はモンゴルの動物写真集とにらめっこしていた。

これも昨日買ったのだ。説明文は全てモンゴルのキリル文字。
余談だが、キリル文字はもともとロシア語で使われている。
ソ連併合自体にモンゴル国で制定されたのだ。

2人は心地よい無言のまま時間を過ごした。
屋根を叩く雨音が音楽代わりになっている。

太盛は2時間おきにストーブに薪を入れるのを忘れなかった。
ぱちぱちと薪の燃える音が心地よい。

「そろそろお昼ですね。お腹はすいてますか?」

「まったく動いてないから、あんまり。ん?」

太盛の携帯が大音量で鳴っている。
ご丁寧に着信音量を最大音量にしてくれたのだ。

「エリカからだ」

「ババアから!?」

「とりあえず出てみるか」

「必要ありませんわ!! どうせいつものように
 くだらないたわごとを言ってくるだけです!!」

「ゲルを設置するとか言っていたじゃないか」

「あの女のいうゲルは、きっと収容所のことですわ!!」

「うーん、否定できないのがつらいよ」

「貸して」

マリンがスマホを奪い、電源を落としてしまう。

「マリン。気持ちは分かるけどやりすぎだろ」

「どうしてですか? お父様はあのババアと
 話したいことがあるのですか?」

「あれでも一応家族だしな。
 モンゴルで生きていくのに仲間は多いほうが…」

「何よその言い方? 昨日はマリンさえいれば何も
 いらないって言ってたじゃない」

太盛は昨日寝る前にエリカと久しぶりに肌を重ねあったことを
思い出していた。彼もストレスの限界だった時だ。

一時的とはいえエリカが体の欲望を発散させてくれた事
をうれしく思っていた。

夫婦とは不思議なものだ。長い間離れ離れになっていても、
ふとしたきっかけで寄りが戻ることがある。
太盛は新婚時代の懐かしい思い出に浸っていた。

マリンとは違い、太盛はエリカに消えてほしいとまでは
思っていなかった。。

「お父様の嘘つき!! 私がこんなにお父様のために尽くしているのに、
 結局他の女を取るのね!! 私に言ってくれた事は全部嘘なんだ!!」

同じセリフを、太盛はエリカから何度も聞かされたことがある。
新婚間もないころ、エリカはよくヒステリーを起こした。
あの時は太盛に非があった。

何気なく会社の新人歓迎会で同年代の女の子たちと
連絡先を交換したのが発覚したのである。

「ひどい!!」

マリンは悲痛な叫びをあげた。

「私がどんな思いでモンゴルに来たのか知らないのでしょう!?
 知らないからそんなことが言えるのよ!!」

「ご、ごめんね。マリンを怒らせるつもりはなかったんだ。
 パパはね。本当は家族みんなで仲良く暮らせれば
 いいと思っているんだ」

「私たちを捨ててユーリと逃げたくせに!!」

ぐさりと太盛の胸を突き刺した。まさに返す言葉がない。

このままでは、日を増すごとにマリンのヒステリーが
悪化していきそうだった。太盛は苦し紛れにマリンを抱きしめるが、

「いや!! そんなので騙されない」

「どうすれば許してくれんだ?」

「ババアのアドレスを消して。今すぐに」

太盛は従った。だがマリンはそれだけでは飽き足らなかった。
スマホを操作し、自分の連絡先を入れる。

「今日から私専用の携帯にして。
 他の人からの連絡は出なくていいから」

「お、おい。レナやカリンとも連絡しちゃいけないのか?」

「ここで生きていくのに必要ありませんわ」

「血を分けた姉妹にまでそんな言い方…」

「はい?」

マリンにひとにらみされると、太盛は反射的に謝ってしまう。

マリンは自分でも不思議なくらいイライラしていた。
胸の奥がムカムカして、とにかく怒鳴り散らしたくなる。

その怒りのすべてを目の前の父にぶつけることにした。

「もう!! お父様の馬鹿!! 
 あまり私を怒らせないでほしいものだわ!!」

ミステリ小説の文庫を壁に投げる。

普段はおしとやかで声を荒げることのない娘だ。
連日怒鳴ったので声が枯れかかっている。

マリンはペットボトルの水を一気に飲んだ。
蒙古語でゴビ・アルタイの天然水と書かれている。

興奮状態だったマリンが少し落ち着いてきた。
熱しやすき冷めやすいところがますます母に似てきた。

太盛はこの旅で何度もマリンとエリカの相違点に気づいたが、
マリンが激怒するのが怖くて口には出せない。

「少し騒ぎすぎました」

「俺は全然気にしてないよ?
 全部俺が悪いんだからさ」

マリンが黙り込んでしまう。
沈んだ顔をしていて、今にも泣きだしそうだ。

太盛は大いにあせった。

最近、娘の考えが読めない。
小型版のエリカを見ている気にもなる。

エリカのソ連系の血が恐ろしい感情を
作り出しているのかと思うとぞっとした。

マリンそんな父の思いなど知らず、
乾いたタオルで顔をふいた。
泣きはらした目は充血している。

「マリン。パパを許してほしい」

「うん」

正座した父の上にまたかがった。

「許す。今回だけだからね」

「ありがとう…マリン」

マリンからキスしてきた。父の頭を自分の方に寄せて、
恋人のようなキスをする。太盛はマリンが本気で
妻から自分を奪おうとしていることに恐怖を感じていた。

女の子は成長過程で父へ独占的な愛情を求めようと
する時期が誰にもあるといわれるが、それにしても異常だ。

「お父様。私と目を合わせて」

乱れた前髪の隙間から、二つの瞳がせつなそうに自分を見つめていた。
太盛は娘の色っぽい目つきにドクンと心臓が波打った。
この娘には小学生とは思えないほど大人びたところがある。

体もまだまだ未発達。成熟したエリカの体と比べるべくもない。

愛しいユーリはここにはいない。
エリカとの過ちに近い一晩の思い出。

太盛の男の部分は、本能で妻に相手にしてほしいと思っていた。
これは嫌悪とは別次元の男の欲求だ。

妻以外に自分の欲を満たす者はいない。そう思っていたが

「胸、少し成長してる?」

「はい」

太盛はまったく自然にマリンのわずかな胸のふくらみに手を伸ばした。
マリンは抵抗しない。まだブラジャーもつけていないそこは、
服の上からしっかりと確認できる。

「少し大きくなったんだね」

「はい。クラスの女の子より大きいと思います」

冗談のつもりで言ったのに、まじめに返してくれる。

太盛は妻に幼女趣味と罵倒されたことを
思い出して恥ずかしくなった。

「どうしたの? 触りたいならもっと触っていいよ」

可愛い声でささやかれたものだから、
マリンをベッドに押し倒してしまった。

マリンは襲われることに恐怖を感じたが、一瞬だけだった。
あとは目を閉じて、父のされるがままになるつもりだった。

マリンは何も言わず、されるがままだ。
だから一番危ない。

理性が、警告を鳴らしていた。この子は自分の娘だ。
これ以上進んだら戻れない関係になる。
それでも太盛の手は止まらない。

上も脱がして体をよく観察したくなった。
セーターをまくろうとした時。
小屋の中に寒風が入り込んでいることに気づく。

入り口は開けられていた。

怒りと悲しみで発狂寸前になっているエリカが立っている。
太盛と連絡がつかなかったので会いに来たのだ。

「なにを、しているのよ。あなたたちはぁ!!」

太盛は次々に飛んでくるものを避けるのが大変だった。
エリカは夢中で近くになるものを投げて来た。

「あなた達、早く離れなさい!! ほら早く!!

「分かった!! 分かったからやめろ!!
 小屋が壊れちまうよ!!」

太盛はベッドから飛び降り、布団をかぶって丸くなった。
妻の怒りが収まるまでやり過ごすことにしたのだ。

「変態!! ロリコン!! 最低!! 自分の娘に手を出すなんて
 どうかしてるわ!! あの色目使うクソメイドと逃げ出したのは
 これが目的だったわけ!!」

「いっ、いた。今、時計が肩に当たったぞ」

「やっぱり私が管理しないとだめね!!
 私がそばにいないと悪いことばかりするんだもの!!
 携帯チェックされるのも全部あなたのせいなのよ!!
 自分の夫が性犯罪者だと世間に知られたら
 生きていけないわ!!」

エリカは半裸のマリンには見向きもしない。
太盛の布団をはぎとって、腕を強く握った。

「西の町にテントを用意したわ。あそこはミサイルが
 飛んでこない場所だから安心して暮らせるわ。
 だからほら!! 早く支度して!! 早くしなさい!!」

「そんな急に言われても困るよ。
 この小屋でも生活はできているじゃないか。
 まずは3人で今後のことを話し合おうよ」

「そんな時間はないわ!! どのみちこの集落で暮らすのは
 不便でしょ!! 文句言ってないで私の言うことに従えばいいの!!」

「日本に帰らなくていいのか!!」

「ええ。帰りたくて仕方ないわ。
 でもね。私は夫婦の寄りを戻してから帰ることに決めたのよ。
 ここは来たのは単なる旅行。夫婦旅行よ。
 まずはあなたの変態を治してから帰ることにするわ!!」

エリカは太盛の胸ぐらをつかんで強引に連れ出そうとした。
まるで男と変わらない乱暴さである。

黙って見ているのが限界だったのはマリンだ。
服をしっかり来てから母を凶暴な目でにらむ。

「彼に触れないで。クソババア」

「は?」

「彼から手を離せ」

エリカは突進してきたマリンを軽くかわした。
お返しにマリンの髪をむしるように掴み、往復ビンタを食らわせる。
マリンは毛根が抜けるように痛く、悲鳴を上げた。

「いたいっ」

エリカのビンタは止まらない。頬が真っ赤に染まるまで
乾いた音が響いた。母は鬼の形相で我を失っている。

完全に虐待である。
ビンタがすむと、エリカはマリンのお腹を蹴飛ばした。
マリンはベッドの角に腰をぶつけ、痛そうにしている。

「マリンを殴るくらいなら俺を殴れ!!」

「誤解ですわ。私がしているのはしつけです」

エリカはうずくまるマリンの横腹をさらに蹴った。
マリンが悲鳴を上げるとうれしそうに笑うのだった。

「おい、まだやるのか!! 
 マリンの体に傷が残ったらどうするつもりだ!!」

「私は気にしないな。
 こんな子、うちの子じゃないもの」

「おまえは!!」

「うるさい!!」

太盛の怒声はエリカにさえぎられた。

「だまれ、だまれ!! もう何も聞きたくないわ!!
 今回はマリンが誘惑したってことで終わらせてあげる!!
 ただし、あなたにはたっぷり反省してもらう!!」

エリカは拳銃を取り出し、太盛のひたいに押し付けた。

「太盛君? しばらく私と一緒にモンゴルで暮らしましょうか。
 まずはこの小屋から出ましょう? 簡単でしょ?
 まさか嫌だとは言わないわよね?」

ゲルの中でユーリ達を脅した時とまったく同じ展開になった。
太盛は、まさかエリカが自分を殺すつもりはないだろうと
高をくくっていた。だがエリカは正気ではない。

何かのはずみでエリカが引き金を引いてしまえば
太盛は終わる。セーフティが外れているのだ。

銃を向けられると、どんな勇敢な兵隊でも
縮こまるというが、全くその通りだと思った。
自分の命が相手の指先一本に握られているのだ。

「死ぬのはあんただよ」

イスの角で頭を強打したエリカ。
振り回したのはマリンだ。

小学生とはいえ、蒙古生活で
鍛えられた腕力でのフルスイングだ。

エリカは脳しんとうを起こして床でぐったりした。
黒髪の隙間から血がこぼれて床に染みを作る。

マリンが包丁を持ってとどめを刺そうとしていた。
太盛は真っ青になって娘の手を握った。

「あんな奴でもお前の母親なんだぞ!!
 お腹を痛めて生んだ人をおまえは殺すつもりなのか!!」

「知ったことではありませんわ。
 そこをどいてください。
 こいつが消えればすべて解決します」

「人を殺したって何も解決しない!!
 いつか必ず後悔する日が来るぞ!!」

「砂漠地帯には警察はいませんわ。こんな廃墟で
 人が死んだって誰も気にしませんわ。
 ミサイルが雨のように降ってくる国で法も治安も
 関係ありません」

「だめだマリン!! あいつを
 殺したらおまえを一生許さないぞ!!」

エリカは手で出血した箇所を押さえながら、
マリンを殺す計画を立てていた。

もう絶対にマリンを許すつもりはなかった。
ベッドのシーツを引き裂き、マリンの
首を絞めるためのロープ代わりにした。

エリカは今にもマリンに襲い掛かろうとしていた。
体重も身長もエリカの方が上。マウントを取れば、
確実に窒息死させられる。

「太盛様。そこのクソガキから包丁を取り上げて
 くださらない?」

「だ、ダメに決まってるだろう!! 何考えてる!!」

一方のマリンは包丁を逆手に持ち、エリカの首を
切り裂いてやろうと考えていた。一気に飛び掛かれば、
どこを斬っても致命傷を負わせることができる。

最悪の修羅場だった。もう戻れないところまで来ている。
誰かが死なないと事態は解決しない。

「待て!! 2人とも止まれ!!」

太盛は自分の首筋にナイフを突きつけて叫んだ。

「お前たちがこれ以上争うつもりなら、まず俺が死ぬ!!」

思わず言葉を失った母と娘。

むなしい時が流れた。

エリカは耐え切れなくなって笑った。
太盛の必至な様子があまりにもおかしかったのだ。

「あははは。あははははははっ」

彼女らしくなく、口を大きく開けて笑っている。
こういうはしたない笑い方をエリカは嫌っていた。
それだけ面白かったということだ。

「また死にたがりの太盛君ジョーク?
 太盛君は都合の悪いことがあるとすぐ
 死にたくなるんだから。もうおかしくて。あははは」

「な、なんだよ。そんなに笑うことないだろ」

腹を押さえ、笑い続けるエリカ。
マリンはすっかり毒気を抜かれてしまった。

「いいわ。今は許してあげる」

エリカは太盛から果物ナイフを取り上げた。
その辺に投げ捨てる。引き裂いたシーツはもう手に持っていない。

太盛は包帯があったのでエリカの顔に巻いてあげた。

あくまで応急処置だ。消毒をしていないので
きちんと医者に見せたほうが良かった。

「マリンも凶器を捨てなさい」

穏やかに言われたのでマリンは従った。
エリカをきっとにらんでから、太盛の腕にしがみついた。
大胆すぎる行為だが、エリカはとりあえず見逃した。

「エリカ。さっきのテントの件だが」

「ここから少し西に進むと町があるのよ。
 その郊外にはたくさん村があってね。
 その近くにゲルを立てたの。
 家族が5人いても住めるほど大きめのゲルよ」

エリカは余裕のある笑顔で続ける。

「ここで3人暮らすのは無理よ。
 気分転換も兼ねて引っ越しましょう」

「まあ確かにここはミサイルの落ちた現場だからな。
 俺の怪我が治るまでの療養機関も過ぎたし」

「それでは」

「いいよ。おまえと一緒に行くよ」

エリカは両手を合わせ、花のように微笑んだ。
マリンがうつむいて下唇を噛んでいるのにおかまいなしだ。

「マリンもそれでいいな?」

「また殺し合いになると思うけど、
 お父様がそれでよろしければ」

「その時はその時ねぇ」

エリカが高圧的に言った。
マリンは腹が立って言い返そうとし、大きく息を吸う。

「待て待て。今はとりあえず停戦だ。
 今夜はここに泊まり、明日の朝に出発するぞ」

マリンは父を連れてホテルで泊まりたかった。
だが太盛にその気がなさそうなので黙っていた。

エリカは少し浮かれていた。夫が自分との関係を
戻そうとしていることが分かったのだ。大きな報酬である。

「なあ」

太盛が先ほどから感じていた違和感。
最初は耳鳴りの一種かと思っていた。

「さっきから変な音が聞こえないか?」

鈍い機械音が空気を裂いている。

太盛とエリカが外に出る。そして驚愕した。
なんと故障したヘリコプターがつっこんできた。

黒煙を上げたヘリは完全に制御不能だ。
プロペラが壊れているのか、ヘリ本体が
ぐるぐると回転し、小屋に落下してくる。

ライトは点灯したままだ。
サーチライトのように漆黒の草原を忙しく照らしていた。

「マリン、外に出なさい!!」

マリンの腕を引っ張り、数メートル走った。
エリカも一緒に地面に伏せた。

轟音が鳴り、ヘリコプターが小屋を破壊した。
何度か爆発し、ヘリは勢いよく燃え上がる。
もくもくと煙があがっていた。

「あ」

マリンは折れたプロペラの一部が転がっているのを見た。
エンジンに引火してさらに爆発するヘリ。
小屋を焼き尽くそうとしていた。

「まるで巨大なたき火ねえ」

エリカが能天気に言う。

「そんなこと言ってる場合かよ」

「心配いらないわ。そこに車が用意してあるでしょ?」

また驚いた。寒冷地用の装甲車が小屋の外にあった。

装甲車とは、当たり前だが敵弾を防ぐために
防御力を高めた車である。

本来なら軍で使われるものである。

「今日は小屋までこれを運転してきたわ。
 もっともあなた達は別のことに夢中で
 気づかなかったのでしょうけど」

いったい、どこで手に入れたのか。

そもそも民間人が手に入る物なのか。

つっこみどころは山ほどある。

「今夜は街で泊まりしょうか。
 夜が明けたらこれに乗って出発しましょう」

泊まる場所が燃えてしまったのだから仕方なかった。

なぜヘリが突っ込んできたのか。彼らに理由は分からない。
ヘリは無人だったのか、人の焼死体が見つかることはなかった。

ここはモンゴルだ。太盛達は今さらミサイルやヘリが
降ってきてもどうでもよくなった。

3人はゾーンモドのホテルに行った。
マリンとエリカは、わざわざ別々の部屋をとって寝た。

太盛は2人と争うのが嫌なので自分用の部屋を取った。
つまり全員が違う部屋で寝たのだ。

夜明け前。スマホの目覚ましで起きたエリカ。
窓を開けると肌を斬るような寒さに震える。

太盛とマリンを起こしに行き、さらなる旅を続けるのだった。


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