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作品名:独壇場 作者:桃色吐息

最終回   無題
人は一人でどの位生きられるだろう。ふと考える。

現在のこの世の人が自分以外すべて消え失せて、この世の中に自分一人が残されれば、まぁいろんな事を考えるだろうが、一体どの位生きられるだろうかと。

今目に見える物はすべてそのままで、そのまま人だけがいなくなる。そんな状態ならば病気にでもならない限り結構生きられるんじゃあないだろうか?

自分の街にある店はそのままある状態。食べ物なら肉から野菜から何から全部揃っていて、料理器具もざっとそのまま。今TV・CMでやってる器具皆が自分の周りにはある。先ず、衣食住には困らない。病院だけは自分にはどうする事も出来ず、唯呆然とあるだけだろうが、まぁ風邪位なら薬は色々ある。

まぁしいて言えば昔、太古の生活に現在の文明がそのまま反映した感じになる訳だ。いいかもしれない。他の国にも最早誰も居ず、アメリカ、中国、ロシア、イギリス、フランス、インド、アフリカ、イラク、クウェート、イスラエルにも人は居なく、自分だけの世界だ。パスも最早いらない。だって管理する機関も人も居ない訳だから。

そう、この地球上に自分一人となる訳だ。劇団一人じゃないけれど、もうそんな感じの気分でもあるネ。君だったら先ず何する?

俺なら先ずアレをする。こんな事もうずっと以前からの夢の中で経験済みなので今更って感じがしないでもないけれど、一番初めにする事はもう決まって居り、そう、気に入ったあの子の部屋に..なんて空想である、と。何をしても自由であり、他人が居ないから邪魔と感じる事はなく、そう、唯寂しさを感じるだけ。でもそんな寂しさなんてもう今でも十ぶん同じ位に味わってるんだから、今更気に悩む事無く、くよくよする事もない。

人が何人居ようと孤独は孤独で変わりないんだから、それでも生きられるっていう方がもしかすると自然かも知れない。居ない分だけ。

そう、ドラえもんの漫画でこういう場面の巻あったネ☆みたことある。漫画の中のノビ太は馬鹿だからそんな事考えもしなかったけれど、俺ならもっと別の事で一日一日を大切に送り、もっと楽しむ方向でその空間を運んでゆく。まぁあれは所詮少年誌だからしてあれ以上はやるなっていう本誌の考え方が抑えてただけかも知れないが。それでも、まぁそんな同じ様な事考えている輩は既に存在している訳だ。夢にしてもおかしくない。

これは俺の夢だ。★☆★☆

今までこの世間じゃあ出来なかった事を痛快してやるだろうねぇきっと。結局、現在の人が邪魔な訳だ。要らん存在が多すぎる訳だ。

誰も居なけりゃ誰かをみて羨ましがる事もないし妬む事だってない、ましてや誰かが邪魔になって殺したり又傷付けたりする事もなく、日々無事平穏に生きてゆける訳だ。結局孤独を克服すればすべてが..。罪を犯すこともなくなるんじゃあないのか?

独創天国★☆★☆★☆★。

これに結論なんてない。あるのは唯無双な夢だけだ。こういう事を考えないヤツは大したことない。一人手の独創も立てられないヤツの烏合の衆の様なものと、俺は思っている。

果たしてこれをクライと取るか、新しいと取るかである。文明開化が発展し切った今の世の中であり、今でこそ考えられる最大のゲーム、いや、持論、夢の正体はこれかも知れないと俺は考えた。極くだらないニュース、極つまらない世の中の無駄出汁が無造に蔓延っている世の中、望む事は幾らでもある。自分の感情だけで他人に物を言うな、と誰かが口にした言葉をまともに受けて出た答えは、狂おしくも悲惨な状況を見てきて出来た軌跡がこれである。

今の他人の存在の結論等はこの際無視する。そんな事考えて夢の実現等はない。実現させてみたい夢。でも手短である様で、宇宙の彼方に行って拾って来て噛み締める位の、馬鹿げた無遠慮な空想である。


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