今日はお盆前最後の部活!
一週間以上会えなくなるから、いーっぱいしゃべっとこー! って思ってたんだけど、
A君は部活仲間のしかも女の子とペチャクチャしゃべっております。
私は1人離れたところでボケーッとしていた。
するといきなり目の前にA君が!?
私は声も出せなかった。
「なーにボケーッとしてんだよ!」 A君が真っ直ぐ私を見つめる。
「か、考え事してたんだよ!」 あーもっ!なんでテンパるの〜?
「あっそーですか。」
あー、せっかくA君から話しかけてくれたのに、 これじゃ今までの私と何にも変わんない!
「課題終わった?」 まずは簡単な言葉から。
「俺が終わらせられるわけねぇだろっ! そういう亜希奈はどうなんだ?」
「あっ!あたしー? あと少しだよ! でも本当は7月中に終わらせるつもりだったんだよー。 もう自分が有言実行出来ないことに腹が立つよ!」
「いいじゃん。あと少しなら! あと自分で有言実行出来てないことに気付けるって良いことじゃねえの!」
えっまさか褒められてる!?
「まあ、嬉しいわねぇー!」
「は?そこまで褒めてないからな! あと自分で気付いてるんなら直そうと努力しろ!」
「はーい。」
テヘッ!怒られちった。
でも褒められたよ! あのいつもクールなA君から。 キャーッ!
あ、 「「あのさ!」」 私とA君、同時に喋りだした。
「ん?なんだよ!」
「そっちから言って!」
「うーん、じゃあジャンケンで勝った方からな」
「せーのっ!最初はグー、ジャンケンポンっ!!」
A君が勝った。
「じゃあ言うよ! お盆明けにさ、いつもの五人で遊びに行かねー?」
いつもの五人とは、私とA君となおと、なおの彼氏と、秀人(しゅうと)君のこと!
部活が無い日も一緒に帰るんだよ!
「あっそれいいねっ!!どこ行くの?」
「まだ決まってませーん! んで、亜希奈は何言おうとしてたんだ?」
「え?あたしー? あたしも同じでどっか遊びに行かないって言おうとしてた!」
キャーッ、A君と同じこと考えてたなんて、 嬉しいなったら嬉しいなー! しかも遊びに行くなんて、嬉しいなー!
「じゃあ他の奴らにも聞いてみるな!」
そうこうしているうちに、部活は終わりました。
帰り道、いつもの五人で帰っております。が、 あたしは1人ぼっち! ガーン…
なおは彼氏とずーっと一緒だし、A君は秀人君と喋ってる。
横に行こうとも思ったけど、道路だしね…
すると後ろから誰かが走ってきた!
「あーきーなーちゃん!」 後ろを振り返ると、部活仲間の千夏(ちなつ)ちゃんがいた。
「一緒に帰ってもいい?」と千夏ちゃんが。
「もちろんいいよっ!」
この日から私と千夏ちゃんは仲良くなった!
千夏ちゃんとは部活でしか話したことなかったんだけど、 笑顔が可愛くて、優しくて、頼りになって、嫌なとこが無い!
しかも最初はおとなしい子かと思ってたけど、意外と面白くて! っていうか天然なんだよね(笑)
可愛い妹って感じかな!
それに比べて私の妹といったらなんなんだろう。
私の好きなアイドルとかが出てるテレビ見てたら、いちいち「キモッ」っとか言うんだよー!
まぢあり得ないし。
それはおいといてー。
千夏ちゃんともーっと仲良くなれたらな〜って思ってます。
〜自分の部屋〜
『今日はお盆前最後の部活だったよー! A君と会えなくなるから寂しいんだけど、 お盆明けに遊びに行こうって言ってくれたんだ! あー、楽しみだよー♪』
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