激しい衝撃で僕は目を覚ました。 ゴンッ! 僕はどうやらベッドから落ちたようだ。頭が少し痛い。......ん? 「......コンクリート?」 僕の部屋には畳の上にカーペットを敷いている。だから落ちてもあまり痛くないはずなんだが...。 しかし、部屋を見渡してもいつもの机、いつもの本棚、いつもの広さ、どれも変わらないように思えた。気のせいかな。 しかし、ここが自分の部屋ではないかもしれないという予感はすぐに確信へと変わった。いつものように着替えをすませて部屋を出ると、 「...何だココは...。」 そこには見たことのない通路。左右に長く、円を描く様に伸びている。 僕はどこに連れてこられたんだ?なぜ僕なんだ?いや、それよりもさっきの悲鳴、あれは何だ?どこからだろうか?助けに行くべきなのか?僕はどうすれば......。 すると突然、通路にアナウンスが鳴り響いた。 「モウスグ起床時刻デス。参加者ハ全員中央ロビーニオ集マリクダサイ。」
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