俺はまた引っ越しの準備をしていた。
そう、新たに就職先が決まったからだ。
そこには、みなみさんや雅紀さんもいくらしい。
今まで一緒に試練を乗り越えてきた人とまた仕事ができるのは嬉しい。
あの人狼の事件から早2年。
俺は結婚をしていた。
相手はとってもいい人で、あいちゃんに少し似ていた…
名前は佐々木杏(ささきあん)
この子もあの最高中央警察署にいた子だ。
何の縁だかわからないが、今は幸せ絶頂だった。
杏「荷物まとめた?」
彼女は引越しをとても楽しみにしていたらしい。
白玖「あぁもう準備はできたよ。それじゃあ、行こう」
そう言うと、彼女は元気に返事をして先に玄関を出て俺を待った。
鍵を大家さんに渡し、バスに乗ると中には雅紀さんとみなみさんがいた。
白玖「久しぶりです。みなみさん、雅紀さん」
俺が挨拶をすると、まず雅紀さんが返事をした。
雅紀「久しぶりだな!元気にしてたか?」
その返しに、俺は返事をする。
みなみ「そこの可愛らしい子は?」
俺の後ろに隠れている俺の嫁のことを行っているのだろう。
白玖「俺の嫁です。ほら、みなみさんに雅紀さんだ」
杏「よろしくおねがいします…」
彼女が挨拶をすると、2人は笑って受け入れてくれた。
この人達と一緒に働いていける…
俺も楽しみだった。
* * *
村につくとそれはそれは綺麗なところで、俺は見入ってしまった。
白玖「うわぁ…すげぇ…」
雅紀「前とあんまり変わんねぇだろ…」
少し笑って言う。
みなみ「こっちみたいです〜行きましょう」
俺は雅紀さんの言った言葉に少し違和を感じながらみなみさんに続いた。
現在…午後3時。
皆同じ所に集まって会議をしているらしい…
会議…
俺はその言葉に嫌な感じがした。
村に入っていき、歩いて数分。
会議をしている所についた。
でもその会議の内容は一度経験したことのある会議だった。
「いらっしゃい。どうぞ」
みなみさんがノックをして、中から村長の声が聞こえたので俺たちは中へ入った。
その中には18人…
「いま、追放会議をしています。自己紹介は後でお願いします」
追放会議・・・
それに加えて、今来たこの4人は最高中央警察署にいた人…
何もかも合致しすぎだ…
いや…俺たちは永遠に…あの警察署に入った時から
このゲームからは逃げれないのかもしれない…
The END
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