魂だけが永遠でも
自分はいつまで生きられるのかとよく考える。
この世に生まれそしていつかは消えていくそれまでの時間は
一体どれくらい与えられているのだろう。
今見ているこの風景の一つ一つ余すところなく後世の誰かが見るのだろう。
この世界に永遠というものはないとどこかの歌手が歌っていたけど自分もそう思う。
でも例え永遠でなくてもそれは永遠と比べても決して劣るものではないとも思う。
未来永劫変わらぬものもいつか儚く朽ちていくものも等しく美しい。
体も声も愛も夢もやがては誰の目にも触れない場所へ還っていくけど
残された魂だけはその後も永遠にこの世のあらゆるものを見届けるのだ。
だから莫大な価値のある永遠の魂を収めているこの体や生きた日々も
精一杯大切にしたいと思う。
やわな体もたどたどしい生き方も今を生きる魂にとっては必要不可欠なものだから。
今の耐える自分も魂と同様に大切にしたい。
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