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作品名:昔の恋心 作者:リョク

第1回   1
<時の流れ>


雲が同じ方向に 流れていく

風に逆らうことなく ゆっくりと


雲は人生に似ている

風の吹くまま 身を任せ ながれていく

風は時の流れに似ている

早くなったり 遅くなったりするのは

人生の出来事によりそう感じているだけなのかも

本当は一定の速度で流れているのかも


雲は 人は

風に 時に 逆らうことはできない



できるのは

自分の形を変え 色を変え 

まわりの景色をながめるだけ

最後まで 止まることなく 流れていく

消えるその時まで・・・





<青空の下>

頭の中に 心の中に

大きな存在が入り込む

他の事すべて考える余地もないほど

大きく広がっていった


この人の存在が これほど大きいなんて

側にいられないことが これほど辛いなんて

思ってもいなかった



どんよりと曇ったオーラをまとう私

どこまでも どこまでも すんだ青空のような

冬の陽だまりのような 

やさしいオーラのあなた

私の心の雲を

一気に吹き飛ばしにくる

あなたが側にいると 夏の日差しのように

強く、明るくなれる




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