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作品名:エゴイスト・マージ 作者:暁☆

第3回   印象
三塚……

いつも笑っている印象で、感情的な
感情的な言動とか一回も見たことは無いし

女子から囲まれたりしてるのはたまに見かけるけど
だからといって誰か特別親しげにしてるのも
見たことは無い


……ただ
人当たりはとてもソフトなんだけど

一方では

何かと噂の多い先生で

その殆どが女性関係に特化していた
常に違う女と付き合ってるとか
女と一緒にいるのを見かけたという類が絶えない

その実、何処まで真実なのか
分からない謎多き先生でそこが魅力なのだと
誰かが言っていたっけ

……確かに見た目かなり格好良い
やさしいしモテるのかもしれないけど
なんでにそんなにも
人気があるのか正直私にはよく分からなかった

だいたい女の噂が絶えずあるとか
情操教育上、問題じゃないのかと不思議
噂が噂の域を超えてないから
学校側も黙認してるのかな

先生だって人間なんだからヤバイ犯罪とかに
手を出してるんじゃなきゃ正直プライベート
何してても誰も文句を言われる筋合い
ないんだろうけど



やっぱ噂に尾ひれ付きまくりってこと?

どっちにしろ私には関係がないコトに
変わりない



 
「あ、あたし見てないし聞いてないし
……えとえと」


身を隠していた隙間から這い出て
開口一番そう口にした



「何を?」


三塚が穏やかで、微かに笑っての問いに

私は墓穴を掘ったことに気が付いた

余計なこと言わずにさっさと逃げれば良いものを
わざわざ……

私が更に意識を迷走させていると
不意に真上から笑う声が漏れた

「へーそんな顔もするんですね、意外だ」

「は?」

「月島って何時も僕を見る時、
醒めた目つきで見てるから
こんなにクルクル表情が変わる
イメージがありませんでした」


「大方ノートでも忘れたんでしょう?
気をつけて帰って下さい」

頭の上に置かれた手に私は動けなくなってしまった


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