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作品名:俺の太陽はお前の笑顔 作者:カリスマ

第2回   運命が違っても

おれは彼女を好きになる一方

指名料なんて貰わないでいつも
可愛くしてあげてました。



むしろおれが指名料以上の
彼女の笑顔を貰ってたのかな。

その度に癒されて、幸せだった。



彼女の苗字はいっこうに変わらず

不思議でした。



彼女と付き合い始めた頃の
キンモクセイの
匂いが風と運ばれてくる



サロンの近くのカフェのテラス



彼女のバイト先でした


おれは仕事帰り毎日寄ってて



たまたま帰りが一緒になって、



河川敷まで2人の影を背に歩いた



元彼女「裕、あたし...」

俺「いつ結婚式?何色のドレス?
絶対可愛いんだろうな、、」


って一人話を進めてると



泣いてる彼女



俺「何泣いてんだよ。どした?」


泣きやまない彼女を俺の胸に抱いて
泣き止むまでずっと包んだ


懐かしい髪の匂い

懐かしい涙に鼻水

泣いてる声


全てをおれのものにしたくて


おれの腕は彼女を包んで
離さなかった



元彼女「裕、あたしを幸せにして。
裕じゃなきゃ嫌だ」


俺「俺、お前を幸せにする自信なんてない、けど俺はお前から幸せを貰ってる。
こんなまだ頼りない男だけど、お前を好きな気持ちは誰にも負けない。俺はお前を
ずっと待ってたよ。おかえり。おれについてこい。」




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