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作品名:本当かどうかは別として 作者:Sharula

第76回   イブは甘い言葉に誘導され…
セルティとアンナが再びエデンの園に現れたのは、
大天使ルシュファーがちょうどイブに抱きついた時だった。


「申し訳ありません、イブさま、
 私は寂しさに負けました」

「それは私も同じよ。あなたがいなくなってから、
 私はずっと一人ぼっちで寂しかったわ」


ルシュファーは泣くフリはしたが、
イブの死角にある顔は笑っていた。


「いいことを教えて差し上げますよ、どうぞこちらへ」


彼は彼女を暗がりへと導いた。

彼らは寄り添って座ると、彼は彼女に何かを囁いた。


セルティは彼らの会話を聞こうとして彼らに近づこうとした。
アンナはそんな彼女を引き止めた。セルティはアンナの心配
そうな目を見て思いとどまった。


一方、彼のささやきはイブを困惑させた。


「神様は決してそれをしてはいけないと戒めを私に下さいました」
「イブさま、神様は本当にそうおっしゃったのですか?」
「ええっ、わざわざあなたとは違う天使を遣わされて…」

「そうですか、それではイブさまは、
 直接、神様にお伺いになったわけではないのですね」

「えっ?」

「わたしは、いつも神様から直接、お言葉を賜っている者です。
 誰よりも神様の御心を理解しておる者です。その私が言うの
 ですから、大丈夫でございますよ」


彼は微笑みながら、自分の男性器を彼女に見せた。
ルシュファーの突然の行為に、イブはひどく驚いたが、
心の中に小さな好奇心が芽生えたのもたしかだった。

ルシュファーはそんなイブの心を見透かしながら、
彼は彼女に見せながら、ゆっくりとこすった。


「何も心配することはありません。
 ほら、私には何も起こらないでしょう?
 それに、私のモノをちょっと触ってみてください」


彼は自分のものを彼女に向けたが、
彼女の手を無理に取ったりするような事はしなかった。
あくまで彼女自らが手を伸ばして触るように仕向けた。


彼女は躊躇したが、彼の“ちょっとだけ”という言葉に負けた。
彼女はやわらかな棒状の感触をたしかめると、彼がしたように
片手で握り、上下にこすってみた。


ルシュファーは彼女が自分の性器を撫でるのに合わせ、
ワザと大げさに歓喜の声をあげた。


もちろん、彼の巧みな演技だった。


しかし、イブは自分がルシュファーを喜ばせた
のだと思えて、嬉しくてならなかった。


彼女は誰かと心を通じ合わせる機会に飢えていたのだ。
そして彼女はさらに彼の巧みな言葉にまんまと乗ってしまう。


何と彼女は躊躇しながらも、
自分の愛の器官をいじりはじめてしまった。
それは神様からの戒めの第一番目を
やぶることを意味した。


ところで、彼女は自分の指であちこちを撫でたものの、
ルシュファーが歓喜したような快感など感じなかった


ところが、そんな彼女の心の声を聞いたルシュファーは
彼女の耳元に近づいて、ささやいた。


それから彼女は目をつぶり、指先に神経を集中し、
触れるか触れないかという微妙な力加減で撫で続けた。

すると彼女の愛の器官には、少しずつ潤いが生じ、
身体の中にも、何か言葉にならない違和感を感じはじめた。


「ほら、そこのあなたの人差し指、もう少しだけ上の方に
 ズラして下さい。小さな突起のようなモノがありませんか?」


「ええ? は、はい、ありました。ハッ、うッ…」


彼女は突然、身体中に強い快感が走ったことに驚いた。
まさか自分の身体にこのような反応が起こるとは
夢にも思わなかった。


「アンナ、なぜルシュファーは
 女性の性器の構造に詳しいのかしら?」


その言葉にアンナは何も言わず、
悲しい表情を彼女に返した。


「ひょっとして、ルシュファーは子供だった
 イブを性的に虐待したことがあるの?」


異常な小児性愛もルシュファーが
起源だったのだろうかとセルティは思った。


一方、イブはルシュファーが見つめるなか、
さらに自慰行為にふけっていくのだった。




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